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2012年10月23日

制作部よもやまブログ#17

皆さん、こんにちは。
今回の「制作よもやまブログ」を担当いたします、永井健二です。

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10日前まで、『夜叉ヶ池』で主役の萩原晃を演じ、
数日前には、「朗読とピアノの午後」に出演しておりました。
「俳優さんがなぜ、制作ブログを?」と思われる人もいるかもしれませんね。

出演作品やアウトリーチ活動などがあるときは、
俳優の仕事を優先しておこないますが、
そうでないときは、制作部のスタッフとして業務に携わっています。

チケットセンターの電話応対をしたり、
チラシやパンフレットの校正をしたり、
鑑賞事業公演の時に場内係を担当したり…仕事は多岐に渡ります。

『夜叉ヶ池』の公演が終わり、しばらくはアウトリーチ活動だけになるので、
制作部と俳優の両立、というところでしょうか。

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↑ おはなし劇場(県立こども病院/2012年7月)より

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↑ SPAC瀬戸川劇場(藤枝 瀬戸川河川敷/2010年8月)より

制作の仕事は、俳優の自分にとっては気分転換となり、
リフレッシュの機会を与えてもらっています。

稽古場に籠っていると視野が狭くなりがちな自分に、
お客様や外部の方と接する機会を設けてもらえることは、
本当にありがたいことです。

制作の仕事に携わるようになって、6年ほど経ちますが、
SPACの舞台を、
「俳優の視点から」と「制作者の視点から」と「観客の視点から」と、
3者の視点で眺めることができて、随分勉強になるし、多くの発見があります。

「劇場を運営する」というのは、こういうことなんだと思うし、
舞台に立っていても、驕ることなく、「おもてなしの精神」を忘れずにすみます。
ありがたや。

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そうそう。
公演時に営業しているカフェのスタッフもまた、俳優の仕事。
今秋の『病は気から』や『ロミオとジュリエット』の、一般公演の時にも、
僕はたいていカフェシンデレラにいますので、皆さん、遊びに来てくださいね。

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