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2013年3月1日

『マハーバーラタ』 フランスツアー日記(16)

2013年2月16日(土) ルヴァロワ
SPAC文芸部 横山義志

午前9時劇場入り。すぐに字幕の仕込み。11時過ぎ、ようやくスクリーンとプロジェクタの設置が終了。

稽古にローカルテレビや写真撮影が入る。

20時半、ルヴァロワ公演の本番。ケ・ブランリー美術館での公演に来られなかった『室内』(今年のふじのくに⇄せかい演劇祭で上演)演出のクロード・レジさん、『令嬢ジュリー』演出のフレデリック・フィスバックさん、それから太陽劇団のアリアーヌ・ムヌーシュキンさんが来てくれた。

クラシック音楽が中心のホールで、事前に「ルヴァロワのお客さんはシャイな人が多いから」などと聞いていて、たしかになかなか笑いが出ず、ちょっと不安だったが、「ダマヤンTEA新発売」あたりからようやくほぐれてきた。最後の台詞が終わった瞬間に拍手が起こり、あちこちで口笛が響く。最後には大歓声で、ほっとした。

22時半終演後、すぐにバラシ。ルヴァロワは道が狭く、路上駐車も多くて、搬出のためのトラックが交差点を曲がれなかったために、劇場入り口まで入ってこられず立ち往生。1時間ほどして一台の車がレッカー車で運ばれ、なんとか搬出には間に合う。午前2時過ぎ、作業終了。劇場スタッフたちと別れの杯を交わす。