富士山静岡空港に新たに完成した
「石雲院展望デッキ」。
3月3日、このオープンを記念して
SPACでは、新作の野外パフォーマンス
『古事記!!エピソード1』 (演出:宮城聰、出演:SPAC)
を上演しました。
休日ということもあり、親子連れなどひときわ賑わっていた富士山静岡空港。
開演直前まで、俳優もスタッフもフル動員で道行く人へ声がけしていました。
デッキでは心配された強風も吹いておらず
沢山のお客さんが詰め寄せ、飛行機に見入っていました。
見渡すかぎりの青空に、壮大に広がる2500mの滑走路。
飛行機が次々に降り立っては飛び立つというフライトスケジュール。
その間をぬって、飛ばない時間帯でSPACのパフォーマンス・・・のはずが
いざ始まってみたところ、まさかの上演まっさい中での離陸!
開演直前の出発便が出遅れたようです。
雄々と飛び立っていくFDA(フジドリームエアラインズ)便をバックに進むSPACの舞台。
まさかのコラボは、空港らしいハプニングでした。
さて、今回の新作では『古事記』から
八俣の大蛇(やまたのおろち)の場面を描いています。
お客さんにも襲いかかるほど(!)狂暴な八俣の大蛇が現れると
空にも届かんばかりな巨人と化したスサノヲの命(みこと)が立ちはだかります。
かの有名な草薙の剣を発見したスサノヲの命は
それを姉である天照大御神へと献上しました・・・
俳優の生演奏によるパーカッションが周囲一帯に響き渡る中、
男性コロスの力強いナレーションに導かれながら
白い衣裳に身をまとった古代の神々が繰り広げる物語。
当日の様子はこちらからご覧いただけます。
(静岡空港シティニュースより)
いずれ再演される日まで(?)・・・どうぞお楽しみに!