『室内』のパリでの稽古に参加している俳優より、稽古レポートが届きました。
『室内』ワークショップ・レポートと平行して、ブログで公開していきます。
初回は、SPAC作品初出演の弓井茉那さんからです。
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4月11日(木)
今週から『室内』パリ稽古が始まりました。
稽古の模様を出演者によるリレー形式でお伝えして行きたいと思います。
第1回目は、弓井がお送りします。
稽古場はバスティーユ広場近くの、パリの劇場の稽古場をお借りしております。
写真は、稽古場の建物内部と、稽古場です。
パリらしいアパルトマンの一室に稽古場はあります。
稽古場には、こども達の声や街を行き交う人の声などが聞こえます。
そして時折隣の教会から鐘の音が響きます。
これらが稽古場で行っている作業に深く良い影響を与えてくれています。
ここ最近雨が多かったのですが、稽古を終えて外に出ると
なんと大きくて綺麗な虹が!
虹は“神様の約束”だと出演者のたきいさんが教えてくれました。
ノアの方舟の大洪水の後、もう二度と生きとし生けるものを
絶滅させるような大洪水を起こさないとした神の契約の証だそうです。
稽古場では聖書の話、絵画や音楽の話もたくさん出ていて、
それらをイメージしながら想いを馳せながら、
そして目に見えない何かの力を感じながら、
今日も稽古を重ねております。
それでは、出演者によるパリ稽古場レポートはまだまだ続きます。
どうぞお楽しみに!
演出・レジさんの可愛らしいファッションチェックが
密かな楽しみとなっている弓井茉那でした。