こんにちは、制作部の山川です。
先日ご紹介させていただいた『サーカス物語』ですが、
おかげさまで順調に稽古が進んでいます。
この一週間は演出家のユディさん曰く
「試みの一週間」ということで、
様々なアイディアを出し合い、
とにかくやってみる!という精神で稽古が行われています。
ユディさんの稽古は
自分の身体と対話するところから始まります。
その日の自分の状態を確かめるように、
感覚を研ぎ澄ませながら、まずは身体の一部分を動かし、
だんだんそのエネルギーを身体全体へ送り込むことによって、
自然に動きを大きくさせていく。
一見ゲームかとも思えるその身体トレーニングは、
まさにダンスクラス!
身体の一部を使って、自分の名前を空中に書いたり、
他人の動きのマネをしたり、
逆に今度は動きをリードしてみたり・・・
「言葉」ではなく、「身体」を使っての表現がそこには生まれていました。
ユディさんより、『サーカス物語』に関連すると思う
「もの」を持ってきてほしいとリクエストがあり、
みんなそれぞれ自分の思いついたアイテムを紹介。
どうしてこれを持ってきたのか、その背景にあるエピソードとは・・・
一人ひとりが全く違うものを持ってきたこともあって、ユディさんも興味津々!
俳優一人ひとりの作品に対するイメージが垣間見えた瞬間でした。
またある日は、午後より「実験」という名のお絵かきタイム!
段ボールや白い布に自分たちの影を映して線を描き、
芝生の上で遠慮なく黒に塗りつぶす☆
みんなで和気あいあいと作業しました。
「幼稚園のお絵かきの時間みたい」とユディさんもニコニコ。
完成したものを並べるとズラリ。
みんな頑張りました。
さてさて、これらがどう舞台で化けてくれるのでしょうか?
それとも全く別のものになるのか?
誰にもわかりません!(ユディさんも含めて)
しかしそれが新作の良いところでもあり、怖いところ。
これからの稽古にも目が離せません。