ブログ

2013年7月14日

『サーカス物語』稽古一週目

こんにちは、制作部の山川です。

先日ご紹介させていただいた『サーカス物語』ですが、
おかげさまで順調に稽古が進んでいます。

この一週間は演出家のユディさん曰く
「試みの一週間」ということで、
様々なアイディアを出し合い、
とにかくやってみる!という精神で稽古が行われています。

ユディさんの稽古は
自分の身体と対話するところから始まります。
その日の自分の状態を確かめるように、
感覚を研ぎ澄ませながら、まずは身体の一部分を動かし、
だんだんそのエネルギーを身体全体へ送り込むことによって、
自然に動きを大きくさせていく。

一見ゲームかとも思えるその身体トレーニングは、
まさにダンスクラス!
身体の一部を使って、自分の名前を空中に書いたり、
他人の動きのマネをしたり、
逆に今度は動きをリードしてみたり・・・
「言葉」ではなく、「身体」を使っての表現がそこには生まれていました。

ユディさんより、『サーカス物語』に関連すると思う
「もの」を持ってきてほしいとリクエストがあり、
みんなそれぞれ自分の思いついたアイテムを紹介。
どうしてこれを持ってきたのか、その背景にあるエピソードとは・・・
一人ひとりが全く違うものを持ってきたこともあって、ユディさんも興味津々!
俳優一人ひとりの作品に対するイメージが垣間見えた瞬間でした。

またある日は、午後より「実験」という名のお絵かきタイム!
段ボールや白い布に自分たちの影を映して線を描き、
芝生の上で遠慮なく黒に塗りつぶす☆
みんなで和気あいあいと作業しました。
「幼稚園のお絵かきの時間みたい」とユディさんもニコニコ。

完成したものを並べるとズラリ。
みんな頑張りました。

さてさて、これらがどう舞台で化けてくれるのでしょうか?
それとも全く別のものになるのか?

誰にもわかりません!(ユディさんも含めて)

しかしそれが新作の良いところでもあり、怖いところ。
これからの稽古にも目が離せません。