7月に入ってすぐに始まった稽古は駆けぬけるように進み、
先週末でいったん終了となりました。
初演時の衣裳を合わせての稽古があり、
この作品の音楽を担当されている松本泰幸さんがいらして
劇中の賛美歌の稽古が入り、
ここで一度お休みに入るのが勿体ないほどに
稽古の密度がいっそう高まってきておりました。
稽古がお休みの間も、そんな第一期の稽古のひとコマ紹介を含め、
『わが町』ブログ、続けてまいります!
今回は、今年の『わが町』に新たに出演する4人の俳優たちを紹介します。
小長谷勝彦さん (ウェブ役)
SPACではこれまで、
『真夏の夜の夢』、『グリム童話~本物のフィアンセ~』、『ペール・ギュント』に出演。
もともと『わが町』がとても好きで、いつかやりたいと思ってらしたそう。
『わが町』には『グリム童話』にも共通する普遍のテーマを感じる、
初演時ではなく今回このタイミングで出演できたのがよかった、と仰る小長谷さん。
ここで短くまとめるにはあまりにもったいないお話でしたので、
今後改めて掲載させていただきます!
大庭裕介さん (ジョー・ストッダード役)
『わが町』がSPAC初出演。
2011年にSPACで『オイディプス』演出をなさった小野寺修二さんの作品にも
いくつも出演なさっている俳優さんです。
今回は初めて一緒に作品を創るメンバーばかりの中ですが、
「だからこそ、皆さんの胸を借りながら新しいことを試すべくぶつかっていける」と大庭さん。
第一期の稽古を振り返っていただくと、プレッシャー、という言葉もちらほら?
そんなことはまったく感じさせない存在感でしたが…
今後、さらに魅力を発揮してくださるのでしょうか。楽しみです!
横山央さん (サム・クレイグ役)
昨年の『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』に出演、
「カリ」役でエネルギーたっぷりの演技を見せてくださっていました。
SPAC版『わが町』には初出演ながら、
以前も別の劇場でこの作品に出演されたことがあるそうで
「同じ作品だけど、また違う町にいる感じ」と話してらっしゃいました。
今年のSPAC版のグローヴァーズ・コーナーズは、どんな町になっていくのでしょうか…!
伊比井香織さん (レベッカ役)
横山さんと同じく昨年の『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』、
そして今年の「ふじのくに⇄せかい演劇祭2013」では、
クロード・レジ氏演出の『室内』に出演なさっていました。
これまでの2作品とは全く表情を変えて、はじけるように可愛らしいレベッカをみせてくれます。
伊比井さんは以前より、SPACの中高生鑑賞事業に興味を持ってくださっていたそうで
『わが町』でついに鑑賞事業公演のある作品に出演できるのがとても楽しみ!とのこと。
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稽古後に突然にコメントを伺ったにも関わらず、
とても真摯に、たっぷりと答えてくださった皆さん。
それぞれのお話の詳しい内容も、またご紹介したいと思います!
(制作部・中野三希子)