ブログ

2014年5月12日

《まるふレポート8》 マネキンに恋して ― ショールーム・ダミーズ ―

『マネキンに恋して ― ショールーム・ダミーズ ―』 5月4日 観劇感想

本作の演出家であるジゼル・ヴィエンヌさんによると、マネキンは人間の欲望を映した姿とのこと…そのマネキンが、一人の男を壊しました。
マネキンに恋をするなんて馬鹿な人だ、と笑うことはできませんでした。

まずひとつ、私は綺麗なものが好きです。無駄な派手さがなく、純粋に見える綺麗なものが。
そしてマネキンは綺麗です。こうありたいと思うようなプロポーションを持っていて、いつでも綺麗な服を着て立っています。
ただ、実のところ、私はマネキンが少し怖い。あまりに理想的すぎて、隙がないようで。深入りすると、マネキンが持つ「女性」に捕まってしまいそうで。

きっとあの男は「女性」に壊されたのでしょう。彼の妄想の中の女性、私達の理想の中の女性、女がよってたかって彼を追いやったような気がしました。

マネキン達は綺麗でした。

(まるふ2014執筆クルー 立野)