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2014年7月5日

アヴィニョン演劇祭参加の記(1)

SPAC文芸部 横山義志
2014/06/28

今年のアヴィニョン演劇祭では、SPACが『マハーバーラタ』『室内』の二作品を上演する。日本の現代劇の劇団が公式プログラムに招聘されるのは20年ぶり。私はSPACで働きはじめた2007年から毎年アヴィニョンに行っていたが、もちろん上演する側で行くのははじめてなので、なんだかそわそわする。というか、誰もがいろいろ大わらわ。

今日が第一陣の出発で、静岡芸術劇場に15:00集合。海外ツアーだと往々にして午前3時集合とかなので、ちょっとほっとする。

ところが、14:50くらいに劇場前に行ってみると誰もいない。あれ午前3時だったっけ、と一瞬焦り、駐車場まで行くと、見送りの人ばかり10人くらい集まっていて、「あ、一人来た!他の人は?」という反応・・・。

劇場のなかに入ってみると、技術スタッフも制作スタッフもわらわらと荷造り中。思えば今日の出発はスタッフばかりなので、みんな直前までふつうに仕事をしていたようだ。事務所では見たこともないような巨大なスーツケースに、制作主任の大石多佳子さんが山ほど書類や食料を詰め込んでいく。「運びましょうか?屈強な女手を用意したので」と見送りの俳優吉見亮さん。女手?などと思う間もなく、頼もしい女性技術スタッフたちがどんどん運び出してくれる。

「大石さん、何か手伝えることがあれば」と聞くと、「じゃあ私の忘れているものを思い出させて」とのお返事。それは無理です、大石さん・・・。

15:30出発、18:40頃に羽田空港到着。先日取材に来てくださったNHK静岡の方が見送りに来てくださる。文楽がお好きだそうで、宮城さんが『マハーバーラタ』創作の際に参考にした義太夫の話になって盛り上がり、気がつくと搭乗1時間前。バタバタと飛行機に乗り込む。22:30出発、パリまで12時間の旅路。フランスの新聞でアヴィニョン演劇祭関連記事を斜め読みし、泥のように寝る。
 
 
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アヴィニョン演劇祭 公式プログラム
SPAC 『マハーバーラタ~ナラ王の冒険~』
公演日程:7月7日~19日  会場:ブルボン石切場  ※詳細はこちら