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2009年12月20日

走れメロス通信③

この秋『走れメロス』県内ツアーを11月から12月にかけて行いました。

11月4日の沼津市に始まり、11月11日の三島市、12月は2日の藤枝市、9日の伊豆市修善寺、そして16日の浜松市天竜壬生の公演と、この秋『走れメロス』は静岡を駆け回りました!
沼津以降の公演は静岡の子どもたち芸術鑑賞事業の一環で小中学生を対象とした公演でした。我らがホームグラウンド舞台芸術公園での公演もありました。県内のツアーというのはSPACとして初の試みでありましたが、本当にたくさんの出会いがあり様々なつながりを感じる公演となりました。

12月16日の天竜壬生ホールにて↓
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名称未設定 2のコピーこちらのホールは東豊田小学校100周年演劇祭でもお世話になったSPACのご近所駿河区池田にお住まいの酒井信吾さんの設計で、天竜材を使ったとても暖かな雰囲気の素敵なホールでした。

来てくれたのは天竜地区の小学校に通う子どもたちでしたが、帰る際も学校までバス、さらに路線バスに乗って家まで帰るような、とても遠くから来てくれた子たちもいました。なかなか演劇を観る機会も少ないと思いますが、そんな子どもたちが『走れメロス』を観て、何かしらそれぞれに感じてくれていたとしたら、とても嬉しくそして同時に責任を感じました。子どもの時に観た舞台というのは、良くも悪くも記憶に残っているものです。

今回の『走れメロス』ツアー、各公演の様子です。子どもたちの輝いた表情を間近で見ることができ、私たちにとってもとても励みになりましたし、毎回たくさんの発見がありました。

11月11日の三島公演にて↓
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12月2日の藤枝公演にて↓
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12月16日の天竜公演終演後ロビ―にて↓
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今回の『走れメロス』県内ツアーで、SPACの劇場を飛び出して県西、中、東部にわたって公演を行ったことはSPACにとって新たな一歩を踏み出す良い機会となりました。

これからも静岡に根差したSPACとなれるように、なかなかこちらから出向くことが少ない県西部、東部の皆さんにもSPACの活動を知っていただき、とにかく良いものを作っていけるように頑張って参りたいと思います。今後とも皆さまどうぞよろしくお願い致します!