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2015年5月31日

宮城聰演出オペラ≪ポポイ≫立ち稽古の様子を初公開!

ブログをご覧のみなさま、こんにちは。SPAC制作部の熊倉です。

おかげさまで、「ふじのくに⇄せかい演劇祭2015」が盛況のうちに幕を閉じ、
続いて「ふじのくに野外芸術フェスタ2015」静岡会場・清水会場での公演まで終了しました。
今は、6月2日に中高生鑑賞事業公演で始まる『夜叉ヶ池』(演出:宮城聰)と、
6月28日に公演するオペラ≪ポポイ≫(主催:静岡音楽館、演出:宮城聰)の稽古が進んでいます。

本番の公演会場である静岡音楽館AOIホールで行われてきた立ち稽古が、
5月30日、SPACのリハーサル室で、初めて仮の装置を組んで行われました!
そこで、本作の稽古の様子をブログ内で初公開します。

この日は、静岡大学の学生さんによる稽古見学がありました。
宮城さんによる『ポポイ』の話、そして日本語の音(の高低)の話などに、みなさんが真剣に耳を傾けていました。

そして、いよいよ仮装置を用いての立ち稽古が開始。
じゃじゃーん!そうです、このイントレが今回の舞台装置として使われるのです!

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この日稽古に参加していた吉川真澄さん(ソプラノ)と清水寛二さん(能楽師)が、装置に上がります。
その高さに、思わず辺りを見渡すポーズをなさる清水さん。

初演にも出演・参加されていたみなさん、配置について、どんどん稽古が進みます。

高い所も平気な吉川さんは、生命維持装置で生き長らえる美少年テロリストの生首を面倒みる「舞」役。
ほんの少しの休憩をはさみながらも、ほぼノンストップで歌い続ける様は圧巻です。
※あらすじは、こちらでご覧ください。

舞の祖父で元首相「入江晃」を演じる清水さん、病床の設定のため、なんとこんな体勢で謡をされます!

こちらは、本作の音楽全体を司る指揮者、寺嶋陸也さん(指揮)。

そして、本番でもピアノを弾かれる長尾洋史さん(コレペティトゥール)。

稽古の合間には、演出の宮城さん自ら装置に上がって、スタッフたちと様々なやりとりをしています。
まだまだ試行がある段階、日々こうして少しずつ変化がありますので、本番がどんな風になるのか楽しみですね。

ソリストは他にも、タイトルロール「ポポイ」を演じる上杉清仁さん、「聡子」役の波多野睦美さん(メゾソプラノ)、
「佐伯」役の大槻孝志さん(テノール)、「記者」を演じる河野克典さん(バリトン)がいらっしゃり、
さらに、SPAC俳優の小長谷勝彦、鈴木陽代、武石守正の3名が出演いたします。

2009年6月28日の初演から6年、初演と同じ日に、満を持して新演出で上演されるオペラ≪ポポイ≫。
みなさま、どうぞご期待ください。