宮城聰と三島由紀夫作品について。
今年は、三島由紀夫生誕90周年の記念の年です。
楽器演奏と台詞の重なりに耳を澄ませ、イメージを膨らませます。奥は、演出補・中野真希。
白い煙は、スモーク・・・ではなく加湿器。
昨年、宮城聰は2度、三島由紀夫の作品を上演しています。
ひとつめは、静岡文化芸術大学×SPAC‐静岡県舞台芸術センター連携事業公演『近代能楽集 綾の鼓』。『黒蜥蜴』出演者では、石井萠水、大高浩一、桜内結うが参加しました。
仮面や、その後の『グスコーブドリの伝記』にもつながる人形を駆使した演出が特徴的な舞台でした。
(今年も静岡文化芸術大学との連携シンポジウム「MASK」がございます。詳細はこちら)
そして実はもうひとつ。
映画『幕が上がる』をご覧になった方、最後の方に宮城聰とSPACの俳優たちが登場していたのにお気づきでしょうか?
あのシーンで稽古をしている作品・・・
実は、三島由紀夫作の戯曲『熱帯樹』だったのです!!豆知識でした。
(『幕が上がる』関連のページ: 「情報解禁!映画『幕が上がる』SPACロケ!」、「<萠目線。vol.117>新年度の幕が上がる。」)
さあ、満を持しての『黒蜥蜴』。
11月7日から稽古が始まり、着実にシーンが作られていきます。稽古場にはたくさんの楽器。
黒蜥蜴VS明智小五郎。
そして、三島戯曲VS宮城演出。
対決の行方は劇場で!
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1~2月 SPAC新作
『黒蜥蜴』
演出:宮城聰/原作:江戸川乱歩/作:三島由紀夫
音楽:棚川寛子/舞台美術:高田一郎/照明デザイン:沢田祐二
出演:SPAC
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
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