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2016年6月17日

イナバとナバホの白兎/パリ日記(21)(22)

2016年6月10日(金)
SPAC文芸部 横山義志

 
公演二日目。ユーロ杯初日。エッフェル塔下に大スクリーンでユーロ杯が観られる「ファン・ゾーン」があり、人出が多く、周辺地区はブロックされたまま。

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劇場のバーでレンヌ大学演劇科のブリジット・プロさんによるプレトーク。1時間近くにわたってSPACの魅力を熱く語ってくださる。

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今日は終演後すぐにスタンディングオベーションに。トリプルコール。
 
クロード・レヴィ=ストロースさんのご夫人だったモニックさんがご来場。ケ・ブランリー美術館のマルタン館長から、ショックにならないように、あらかじめ「クロード・レヴィ=ストロースさんが登場しますよ」とメールでお伝えくださったとのこと。宮城さんに「とても感動しました。夢のようで涙が流れました。」とお話しくださった。
 
劇場の方には、「夫が見たらきっと気に入ったでしょう」とおっしゃってくださり、館長宛にお礼のお手紙もくださったという。
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2016年6月11日(土)

 
公演三日目。フィガロ紙に大きな記事が出た。まだユーロ杯の影響があり、美術館周辺は交通規制。
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記事はこちらからご覧いただけます。
 
宮城聰をめぐる研究集会。宮城さんからは『イナバとナバホの白兎』について。他に宮城聰演出『マハーバーラタ』や『ハムレット』をめぐる発表、ダニエル・ジャンヌトーやオマール・ポラスによるなど。
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今日の本番のお客さんは250人程度。終演と同時に割れるような拍手、次々と立ち上がる方々。トリプルコールのあとも拍手が鳴りやまず。
 
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フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
6/9(木)~19(日) ケ・ブランリー美術館クロード・レヴィ=ストロース劇場
◆公演の詳細はこちら
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