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2018年8月26日

スパカンファン 稽古場ブログ#4「インターンシップ」

はじめまして!
8月20日から6日間SPACでのインターンシップに参加させていただいております、静岡文化芸術大学 文化政策学部 芸術文化学科3年の日下怜子です。
インターンシップでは、制作部の実務体験や稽古風景の見学などをさせていただいております。舞台制作の具体的な仕事内容を知り、出演者やスタッフの方々の公演に対する熱意を間近で感じることができ、貴重な経験となっています。

静岡芸術劇場で8月26日に上演されるスパカンファン・プロジェクト『ANGELS~空は翼によって測られる~』。インターンシップ期間中に公演本番に向けての稽古の様子を一部見学させていただいたので、その稽古風景をご紹介します。

私が今回見学させていただいたのは、本番6日前と3日前の稽古の様子です。初めて稽古場に入ったとき、出演者の中高生の皆さんが元気いっぱいに挨拶してくださったのがとても印象的でした。振付・演出のニヤカムさんとも英語を使ってコミュニケーションをとられていて、作品づくりも含め中高生のうちからこのような経験ができることを少し羨ましく感じました。休憩中には中高生らしいあどけなさも感じられ、和気あいあいとした楽しい雰囲気に包まれていました。

しかしいざ通し稽古が始まると、出演者の皆さん一人ひとりが舞台に対する高い意識を持ち全身を使って表現されている一生懸命な姿や、衣裳替えや小道具の準備などをお互いに協力し合いながら一つの作品をつくり上げていく様子に心を揺さぶられました。中高生とは思えない立派なパフォーマーとしての一面を見ることができ、本番がますます楽しみです。通し稽古が終わると、8月の本番に向けた稽古があと少しで終わってしまうと思わず涙が溢れる方もいらっしゃいました。

本番の会場では舞台美術や音響照明の仕込み作業が行われ、本番の様子に徐々に近づいていました。出演者の皆さんが実際に完成した舞台を初めて見たとき、その広さと普段とは違う空間に驚きながらも「こんな舞台で踊れるなんてすごい!」という感動の声が。稽古でも実際の舞台で音響照明に合わせての場当たりが行われ、本番に向けて最終調整。

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私も本番当日、スタッフとしてサポートできるように頑張ります。中高生による世界レベルのコンテンポラリーダンス公演は必見です。

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SPAC-ENFANTS
『ANGELS ~空は翼によって測られる~』
8月26日(日)14:00開演 
振付・演出:メルラン・ニヤカム
出演:SPAC-ENFANTS
   池ヶ谷優希、岩田麻緒、岡村桃果、勝間田里絵
   金森萌倭、金子綺莉、鈴木舞子、永田茉彩
   西出一葉、伏見彩花、宮城嶋開人、渡邉茉奈
振付アシスタント:太田垣悠
メディアディレクション: ニシモトタロウ、松尾邦彦
会場:静岡芸術劇場
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