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2010年7月2日

『令嬢ジュリー』フィスバック来日

春の芸術祭も終わっていないというのに、すでに秋の公演にむけた準備がはじまっている。

昨日演出家フレデリック・フィスバックが来日し、今日から『令嬢ジュリー』の稽古。高校生鑑賞事業もあるので、昨日の打ち合わせでは、「静岡の高校生にもエキサイトしてもらえるような舞台を作る」という目標で一致。

「ギリシア悲劇のようにどうしても避けられない運命ではなく、本当にちょっとした、つまらないことで人の生死が左右されてしまうのがこの作品のおもしろさで、そこはむしろ若い観客に共感してもらえるのではないか」とのこと。

毛利三彌先生が今回のために訳し直してくださった新訳は、目が覚めるような翻訳だった。キャストは阿部一徳(『王女メデイア』、『ブラスティッド』)、たきいみき(『ふたりの女』、『ドン・ファン』)、布施安寿香(『夜叉ヶ池』、『ブラスティッド』)。阿部さんは稽古の帰り、開口一番「すごく楽しかった」とおっしゃっていた。

今年のヴェネチア・ビエンナーレにも招聘されている建築家・舞台装置家ローラン・P・ベルジェによる装置案も、非常に斬新なもの(かなり大変そうだが)。

昨年の『ブラスティッド』につづいて、今年の夏の日本平でも、血が騒ぐ舞台がつくられることになりそうである。静岡芸術劇場で、10月に上演の予定。

http://spac.or.jp/schedule.html

(SPAC文芸部 横山義志)