SPACシアタースクール2010 開校!
静岡県内の小学6年生から高校2年生までの40名が、
今年の夏も、静岡芸術劇場に集まりました。
SPACスタッフ中野真希が演出をおこない、SPACの俳優・スタッフのサポートのもと、
ほぼ毎日稽古が行なわれます。
7月10日(土)に始まったこのシアタースクール、
子どもたちは8月15日(日)の静岡芸術劇場での発表会に向けて、
この夏、ひとつの作品を創り上げていきます。
本日、稽古2日目。
昨日、初めて顔を合わせたメンバーも、毎年参加してくれているシアタースクール経験者も、
初めて取り組む作品『モモ』の世界に向き合い、
また、学校も年齢も違うそれぞれのメンバーと向き合うことで、
少しずつ顔の表情と、身体の動きが変わってきました。
今日は、リズムトレーニングに始まり、
スズキ・メソッド(前芸術総監督・鈴木忠志が考案した俳優訓練法)にもチャレンジ。
「舞台に立つためのからだづくり」を体感しながら身につけていきます。
もちろん初めてのことだらけでわからないこともいっぱいです。
でも、他の人の話しに耳をすまし、自分の頭の中でいっぱい考えながら、
一生懸命取り組む子ども達の顔は、とてもきらきらしています。
その緊張した顔から、ふっと笑顔がこぼれる時、
また、そんな一生懸命な彼らの一瞬一瞬の身体の動きに、
自然と見ている我々からも笑みがこぼれてきます。
今日の稽古の締めくくりに、実際に静岡芸術劇場の舞台に上がってみました。
皆でバックステージツアーに出かけ、また舞台を支えるスタッフの話しを聞き、
実際に現場を目にすることで、舞台の空気を肌で感じた子供たち、
更なるやる気が生まれたことでしょう。
これから40名のこの子ども達と、SPACが作り上げる、世界に一つの作品。
この夏、皆様、どうぞそんな子ども達の笑顔に会いに、SPACへ遊びに来てください!!