8月7日~15日にかけて上演されるSPAC小さいおとなと大きなこどものための夏休みシアター『ロビンソンとクルーソー [1]』。
この作品は、韓国を代表する演出家イ・ユンテクさんが、SPAC俳優を演出するという日韓共同作品です。
現在SPAC俳優2名三島景太と仲谷智邦がイ・ユンテクさんの劇団の拠点である韓国の密陽(ミリャン)に行って稽古を行っています。
たったふたりで、ことばもわからない異国の地で稽古に励む俳優から稽古便りが届きました!
彼らの奮闘は、まさにことばや文化を超えてお互いに分かり合おうとする『ロビンソンとクルーソー』のふたりのようです。以下、仲谷からの稽古場便りです。みなさん、本番もお楽しみに!
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稽古が始まって1週間。
ここの演劇村は、廃校になった学校に4つの劇場があり、富山県の利賀村(前芸術総監督鈴木忠志の劇団SCOTの拠点)によく似ている感じがします。僕達は、ブレヒト劇場と言って小さな劇場で稽古しています。
12日には、昼間地元(?)のテレビ局が入り、稽古を撮影。インタビューでは、密陽(ミリャン)に来た理由や意味を聞かれました。
そして夕食後には演出家のユンテクさんが観に来て、通し稽古(装置や道具が揃ってないので完全ではないですが…)。稽古期間等々を考慮され、まずまずの評価は頂けたのではと思います。これからは、より日本人と韓国人の違いを出すべく動きを集中的に稽古していこうと仰ってました。。
韓国人役の僕はハングル語はもちろん、身体の使い方・リズムが違う(日本人は2拍子、韓国人は3拍子らしいですよ)ので苦労しています。コリペの女優キム・ミスクさんが自分の稽古の合間を縫って、指導してくれています。
本番まで1ヶ月切っているけど、残り限られた時間で韓国の身体の使い方を習得出来る様に頑張っていこうと思います。
以上、韓国より仲谷が稽古状況をお伝えしました。
[1] http://spac.or.jp/08_summer/robicru.html