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2019年12月20日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯7】関連企画のご紹介!

みなさん、こんにちは。

12月14日(土)、15日(日)の一般公演終了後、関連企画が行われました。

14日には俳優・演出家の今井朋彦さんをお招きし、アーティストトークを実施!
SPAC芸術総監督の宮城聰さんが司会を務め、台本・構成・演出を担当した渡辺敬彦さんと、出演俳優の三島景太さんが登壇しました。

★当日のトークの様子はこちらからご覧いただけます。

 
今井さんは、自身が教鞭をとっていた桜美林大学で、2016年に『セチュアンの善人』を演出されています。
実は私は桜美林大学出身で、実際に今井さん演出の『セチュアンの善人』を観ました。
その公演の演出について聞くことができ、その時の舞台のことを思い出しながら話を聞くことができました。
今井さんと敬彦さんには、俳優でありつつ演出もやるという共通点があり、生み出す作品にも通ずるものがあるのでは?というトークが繰り広げられました。
そんなトークの中で私は、今井さんからの感想の「俳優が剥き出しになって、晒されている」という言葉が印象に残りました。

また、『RITA&RICO』の演出・敬彦さんや出演俳優の多くは来年2月15日(土)から上演する今井さん演出のSPAC秋→春のシーズン #5『メナム河の日本人』に出演します。
今井さんは「『RITA&RICO』には、敬彦さんと俳優たちとの今までの関係があってこそ出ている色がある。『メナム』では自分と俳優たちだからつくれる色を出していきたい」と意気込みを語りました。
『メナム河の日本人』も楽しみですね!
 

15日にはバックステージツアーが行われました。
20名ほどのお客様が参加して下さり、初めてSPACに来てくださった方も数名いらっしゃいました。

バックステージツアーでは、『RITA&RICO』の舞台監督を務めている守山真利恵さんによる裏方の仕事説明のほか、参加してくださったお客様に実際に今回使用しているマイクでしゃべってもらったり、スモークマシーンを使用した光に当たってもらったりしました。

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その後は、『RITA&RICO』で使用している舞台装置や衣裳などに触れてもらうことに!
 
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舞台で使用している装置や衣裳を間近で見ることができ、またそれを製作したスタッフからの話も聞くことができ、参加してくださったみなさんにもご満足いただけた様子でした。
 
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▲衣裳担当の清千草さんが説明をしています。後ろでは俳優が舞台で実際に使用している衣裳の試着も。
 
今週末の12月21日(土)、22日(日)の一般公演では、アーティストトークを実施します。
21日のトークゲストは、静岡県民には「コンコルゲン」でおなじみの古舘寛治さん
NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』にも出演されていました。
SPACでは2016年に『高き彼物』(マキノノゾミ作)を演出され、その時の主演を渡辺敬彦さんが務めています。
 
22日のトークゲストは、「演劇実験室◎万有引力」の主宰であるJ・A・シーザーさん
アングラ演劇を代表する寺山修司の「演劇実験室・天井桟敷」にて音楽・演出を担当されていた方ですが、アニメファンの方なら『少女革命ウテナ』の音楽担当としてご存知の方も多いのではないでしょうか?
敬彦さんはこれまで、シーザーさんの演出作品にも多数出演してきました。

どんなトークが繰り広げられるのか楽しみです!

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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