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2019年12月26日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯8】閉幕しました!

みなさん、こんにちは。

12月22日(日)の公演をもって『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』の全公演が終了いたしました。

私は、第2期稽古開始日に演出・敬彦さんがおっしゃった「僕のせいかもだし、おかげになるかもしれない。何を言いたいのかわからないかもしれないがそれを説明できないような気もするからキツイかもしれない…。わからないまま終わってしまうかもしれない…。僕にとってよいと思える作品をつくる。」という言葉が心に残っていました。

敬彦さんは感性を大事にする演出方法で、俳優・スタッフともに時折敬彦さんが思い描いていることがわからず悪戦苦闘することもありましたが、「今まで見たSPAC作品の中で1番おもしろかった」という感想もいただき、常連のお客様からも、初めてSPACをご観劇くださったお客様からも好評でした。
「僕にとって」ではなく「お客様にとっても」おもしろい作品になったのではないでしょうか。

また、『RITA&RICO』は私が初めて制作担当についたシーズン作品でした。
平日に行われた「中高生鑑賞事業公演SPACeSHIPげきとも」では、上演前と後にSPACや作品の説明をしました。
 
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毎回とても緊張しましたが、どこの学校の生徒さんも真剣に聞いてくださり、嬉しかったです。
他にもたくさんの経験をさせてもらえた作品となりました。

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▲リタ・リコを演じた山本実幸さん
 
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▲水売り・弟を演じた泉陽二さん
 
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▲タバコ屋の前の店主・家主を演じた大内智美さん
 
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▲祖母・神?1・床屋の犬を演じた木内琴子さん
 
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▲床屋・夫・神?2を演じた貴島豪さん
 
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▲飛行機乗り・妻を演じた小長谷勝彦さん
 
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▲洋服屋のばあさん・建具屋・失業者・借金取り・警官・神?3を演じた三島景太さん
 
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▲飛行機乗りの母・洋服屋のじいさん・祖父を演じた吉植荘一郎さん
 
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劇場にお越しくださったみなさま、
応援してくださったみなさま
ありがとうございました。

残念ながら来られなかったみなさまは、
ぜひ「また『RITA&RICO』をやって欲しい!」という声を、お寄せください。
意外と早く再演されるかもしれませんよ!
 
<これまでのブログまとめ>
新人ルカのセチュアン・レポート
#1 俳優じゃないの?演出家なの?渡辺敬彦って?
#2 ブレヒトってだれ?どんな人?
#3 「静岡の善人」を探しました。
#4 リタとは?リコとは?
番外編 スタッフインタビュー 衣裳・清千草(SPAC創作・技術部)
#5 おためし劇場が開催されました!
#6 『RITA&RICO』開幕しました!
#7 関連企画のご紹介!
#8 閉幕しました!

2019年12月20日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯7】関連企画のご紹介!

みなさん、こんにちは。

12月14日(土)、15日(日)の一般公演終了後、関連企画が行われました。

14日には俳優・演出家の今井朋彦さんをお招きし、アーティストトークを実施!
SPAC芸術総監督の宮城聰さんが司会を務め、台本・構成・演出を担当した渡辺敬彦さんと、出演俳優の三島景太さんが登壇しました。

★当日のトークの様子はこちらからご覧いただけます。

 
今井さんは、自身が教鞭をとっていた桜美林大学で、2016年に『セチュアンの善人』を演出されています。
実は私は桜美林大学出身で、実際に今井さん演出の『セチュアンの善人』を観ました。
その公演の演出について聞くことができ、その時の舞台のことを思い出しながら話を聞くことができました。
今井さんと敬彦さんには、俳優でありつつ演出もやるという共通点があり、生み出す作品にも通ずるものがあるのでは?というトークが繰り広げられました。
そんなトークの中で私は、今井さんからの感想の「俳優が剥き出しになって、晒されている」という言葉が印象に残りました。

また、『RITA&RICO』の演出・敬彦さんや出演俳優の多くは来年2月15日(土)から上演する今井さん演出のSPAC秋→春のシーズン #5『メナム河の日本人』に出演します。
今井さんは「『RITA&RICO』には、敬彦さんと俳優たちとの今までの関係があってこそ出ている色がある。『メナム』では自分と俳優たちだからつくれる色を出していきたい」と意気込みを語りました。
『メナム河の日本人』も楽しみですね!
 

15日にはバックステージツアーが行われました。
20名ほどのお客様が参加して下さり、初めてSPACに来てくださった方も数名いらっしゃいました。

バックステージツアーでは、『RITA&RICO』の舞台監督を務めている守山真利恵さんによる裏方の仕事説明のほか、参加してくださったお客様に実際に今回使用しているマイクでしゃべってもらったり、スモークマシーンを使用した光に当たってもらったりしました。

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その後は、『RITA&RICO』で使用している舞台装置や衣裳などに触れてもらうことに!
 
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舞台で使用している装置や衣裳を間近で見ることができ、またそれを製作したスタッフからの話も聞くことができ、参加してくださったみなさんにもご満足いただけた様子でした。
 
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▲衣裳担当の清千草さんが説明をしています。後ろでは俳優が舞台で実際に使用している衣裳の試着も。
 
今週末の12月21日(土)、22日(日)の一般公演では、アーティストトークを実施します。
21日のトークゲストは、静岡県民には「コンコルゲン」でおなじみの古舘寛治さん
NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』にも出演されていました。
SPACでは2016年に『高き彼物』(マキノノゾミ作)を演出され、その時の主演を渡辺敬彦さんが務めています。
 
22日のトークゲストは、「演劇実験室◎万有引力」の主宰であるJ・A・シーザーさん
アングラ演劇を代表する寺山修司の「演劇実験室・天井桟敷」にて音楽・演出を担当されていた方ですが、アニメファンの方なら『少女革命ウテナ』の音楽担当としてご存知の方も多いのではないでしょうか?
敬彦さんはこれまで、シーザーさんの演出作品にも多数出演してきました。

どんなトークが繰り広げられるのか楽しみです!

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年12月19日

【新人ルカのセチュアン・レポート#6】『RITA&RICO』開幕しました!

12月5日(木)の掛川市文化会館シオーネで行われた出張公演を皮切りに中高生鑑賞事業公演「SPACeSHIPげきとも!」が始まり、12月14日(土)に一般公演も初日を迎えました。

特に「げきとも!」公演では、生徒さんたちの反応が毎回顕著に違っていて、とても面白いです。
どこの学校の生徒さんも真剣に観てくださり、終演後友達と感想を言い合っている姿も!
観劇した生徒さんには、全員アンケートを書いて送ってもらっているのですが、感想が届くのが楽しみです!
 
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▲掛川でのげきとも出張公演では出演俳優・三島景太さんの筋肉を触る生徒さんがたくさん!
 
14日(土)、15日(日)に行われた一般公演では、既にたくさんの感想をいただきました。
これからその一部をご紹介いたします!
 
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「SPACの公演は初めてでしたがすごく楽しめました。光(照明)の演出がすばらしかったです。もっと演劇のことを勉強したいと思いました。演劇に興味を持てました」(30代・女性)
 
「演出や音楽、役者の表現がとても面白い」(10代・男性)
 
「演出の一つ一つ、役者のささいな動きなどのどこもかしこも洗練されていて、とても面白かったです」(10代・女性)
 
上記3つのご感想は初めてSPACの作品を観劇してくださったお客様からのもの。
SPAC作品を楽しんでいただけたようで嬉しいです。
 
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「おためし劇場に参加してからの観劇でした。作品の興味が湧くのでおためし劇場をたくさんやって欲しいです」(30代・女性)
 
11月30日(土)に実施した「おためし劇場」に参加してくれた方が公演にも来てくださいました!
「おためし劇場」を機に公演にも来てくださる方がいるのは嬉しいです。
★「おためし劇場」開催レポートは、こちらをご覧ください。
  
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「ユーモアもありおもしろかったです」(40代・男性)

「すごくひきつけられてあっという間に終わってしまいました」(50代・女性)
 
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「ブレヒトというと、“難しい”とすぐに思い浮かび、なかなか手が出ない作品でしたが、今回のスタイリッシュな作品はとてもわかりやすくあっという間でした」(50代・女性)
 
確かにブレヒトと聞くと難しいという印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
しかし、『RITA&RICO』はそんなことありません!
難しそうだから行くのやめようかな…と思っている方、諦めてはいけません!
ブレヒトの『セチュアンの善人』を大幅にリライトした本作品は、クスクスッと笑えるような小ネタがたくさんある作品となっております。
上の写真のような「家族」のシーンは、そういった笑えるシーンがいくつかある、私のおすすめのシーンです!

一般公演は残すところ12月21日(土)、22日(日)の2公演のみとなっています。
まだお席ございますので迷っている方はぜひお越しください!
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年12月6日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯5】おためし劇場が開催されました!

みなさん、こんにちは。

11月30日(土)に「おためし劇場」を開催しました。
今回のブログではその様子をお伝えします!

「おためし劇場」とは、「演劇を観に行ってみたいけど敷居が高そう…」などと思われている方々に、まずは気軽に劇場に来てもらい稽古の様子などを見てもらおう!というもの。
この企画も今回で13回目となります。

常連のお客様はもちろん、ちいさいお子さんをお連れのお客様から、初めて静岡芸術劇場に来たというお客様まで様々な方が参加してくださいました!

最初に、舞台稽古を見てもらいました。
「RITA&RICO」では、俳優が客席に降りて演技をするシーンもあるので、実際にお客さんが座っている状態でやったことによって、俳優も普段の稽古場ではわからなかったことが感じられたのではないかと思います。
 
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▲客席で語る泉陽二さん
 
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▲実際に演出が俳優に対して指導をしているのもおためし劇場だからこそ見られる光景です。
 
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▲8人の出演俳優による自己紹介タイム。作品のみどころなどを話してくれました。
 
参加者のみなさんからは、
「想像していたものより、はるかにすばらしかったです!演技に引き寄せられました。」
「とても良かった。続きが気になり本公演を是非みたい。」
「たのしくて、本番がさらにさらに楽しみになりました!」
などの感想をいただきました。
 
その後は演出・渡辺敬彦さん(写真左)、出演俳優・三島景太さん(写真右)が登壇し、質疑応答タイムへ
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渡辺敬彦さんの人柄がわかり、よかったとの声が多く、とても好評でした。
また、三島さんによるこの作品の裏話も聞けました。
登場人物が多いのに出演俳優は8人。
1人何役も演じているからこその苦労があるんですね。
 
最後に、本作品で舞台監督を務めている守山真利恵さんから、技術スタッフの仕事についての紹介がありました。
音響や照明が公演で行っていることを、参加者の方に協力していただいて実際にやってみながら紹介しました。
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▲照明の効果の違いを実際に見てもらいました。
 同じ場所に立っていても光の色や当て方などが違うとまったく違う印象になりますよね。

 
今回、「おためし劇場」に参加してくださった方にも、ご覧いただいていないシーンや仕掛けがたくさんあります!
「おためし劇場」で観た続きが気になる方、
このブログを見てどんな作品なのか気になった方、
ぜひご観劇ください!
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年12月3日

『RITA&RICO(リタとリコ) ~「セチュアンの善人」より~』スタッフインタビュー

◆中高生鑑賞事業「SPACeSHIPげきとも!」パンフレット連動企画◆

中高生鑑賞事業公演では、中高生向けの公演パンフレットをみなさんにお渡ししています。パンフレット裏表紙に掲載しているインタビューのロングバージョンを掲載します。
『RITA&RICO』にて衣裳を担当する清千草(SPAC創作・技術部)にSPACで働き始めたきっかけや、衣裳のお仕事内容などを訊いてみました。舞台のお仕事に興味のある方はぜひお読みください!
(インタビューは2019年10月13日に行ったものです)
 
 
――SPACで衣裳の仕事を始めた経緯は?

 小さい頃から服に興味があって、お母さんと一緒に、人形に着せるための小さい服を作っていました。中高時代はソフトテニス部に入っていて部活に励んでいましたが、服には興味を持ち続けていて、ファッション雑誌を読みながら「こんな服を着てみたい」とか「このアイドルにこういう服を着せたら素敵だろうな」とか考えていました。自分で服を作れたら、自分のサイズに合った好みの服を着られると思い、静岡デザイン専門学校のファッションデザイン科に入学しました。

 専門学校1年のときにSPACへ見学にきたのですが、そこで初めて舞台衣裳の魅力を知りました。『真夏の夜の夢』という作品では新聞紙を素材にしていたり、『天守物語』では鯉のぼりを衣裳の一部に使っていたり…。衣裳が舞台美術の一部にもなるという発見がありました。普段なら服として絶対に使わない素材でも、舞台では衣裳として使うことができて、普通の服づくりとは全然ちがう面白さがあると思いました。

ちなみに専門学校では玉結びのやり方やデザイン画の描き方など、衣裳制作の基礎から学びました。自分たちでコンセプトから立ち上げて、布や糸もひとつずつ選んで制作したものを、デパートで売るというところまで体験しましたね。先生の勧めでいろいろなデザイン・コンテストに千本ノックのように応募したり、色彩検定の資格取得に向けて勉強したり…。そういった経験は今の舞台衣裳の制作にも役立っています。

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――舞台衣裳のお仕事はどんなことをするのですか?

大きく分けてデザインとワードローブの2種類の仕事があります。まず、ワードローブというのは担当する作品の衣裳を管理する仕事です。本番中の俳優の着替えを補助したり、衣裳を洗濯したり、直したりもします。公演終了後は、誰がどのタイミングで着替えるかとか、どういう洗い方をするかなどの情報も資料として記録しておきます。

デザインをするときは、稽古中の雰囲気や実際の俳優の動きを観察したり、作品に関する資料を集めたり、様々な情報を集めることが大切ですね。『RITA&RICO』では演出の渡辺敬彦さんからコンセプトとなる具体的な絵画などを提示されたので、そこからデザイン画を描き、何度も話し合いを重ねて決定しました。今回は1人の俳優が複数の役を演じるのですが、たとえば、ジャケットを着るとか、スカーフを巻くとか、簡単な動作で役が変わったことが分かるようにしなければならず、演出家と相談しながら工夫しました。また、舞台美術とのバランスも考えなくてはいけません。今回は木材が多く使われるので、衣裳も綿麻の素材を使うなど少し古めかしい感じにして、舞台全体の色調や雰囲気を整えていくことも重要でした。

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――お仕事の魅力はなんですか?

 一年中、衣裳を作っていられる環境がよいですね。試行錯誤しながらクリエイティブに製作していくことができる。工場のように同じものを何枚もつくるのではなくて、一点物のように作りこむことができるのが魅力です。毎日違うことができるし、新しい発見があって退屈しません。こんなに恵まれた環境は珍しいと思います。SPACには2つの活動場所があるのですが、日本平の山中にある舞台芸術公園で作業するのは、すごく気持ちが良いんですよ!(笑)

また、SPACでは海外の人と仕事をできるのが楽しいです。様々な人との出会いがあって、情報や知識を交換できる。こちらの常識が海外では常識でないこともあるんですよね。先日のニューヨーク公演で現地の衣裳担当者と一緒に作業したときにも、仕事のこだわりポイントが違っていて面白かったです。

これまで韓国、中国、フランス、サウジアラビア、アメリカの5か国へ行きましたが、外国の人と仕事をするときには、単語だけの会話でもだんだんとコミュニケーションがとれるようになっていくので不思議ですね。2017年にSPACで創作した『MOON』という作品では、ドイツの美術デザイナーと一緒に衣裳を作ったのですが、お互い英語がうまく話せないという状態で、それでも目指す場所が一緒だから衣裳は出来上がっていく。そういう体験は新鮮で、大変だったけど楽しかったです。
 
 
――中高生へのメッセージをどうぞ。

 「あの車ってどういうつくりになっているのかな」とか「あの飾りつけはどこの会社がデザインしているのかな」とか、なんでも興味を持ったら調べてみると良いと思います。

アルバイトをしてみるのも、世の中の人がどんな働き方をしているのか知る機会にもなって良いかもしれません。自分も衣裳とは関係のないところでアルバイトをしていましたが、接客をしながら人見知りをしなくなるなどよいこともありましたし、逆にアルバイトをしていたからこそ、「やっぱり自分は服飾の仕事がしたいのだ」と再認識できました。

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――今後の目標はなんですか?

 今回、レギュラーシーズンの公演で初めてデザインから担当させてもらいましたが、与えられたチャンスでしっかりと成果を出して、これからもデザインを任される機会を増やしていくのが目標です。

 でも、ワードローブの仕事もとても好きです。急ぎで俳優の着替えを間に合わせなければならない作品などは、大変だけど達成感を得られるし、自分が上演している作品の一部になれている感じがして楽しいですね。

 実際、ワードローブの仕事もデザインをするうえでとても役に立っています。俳優が衣裳を着ているところを間近で確認できるので、どのような仕組みにすれば舞台の進行上で便利なのか、ということにも気づける。たとえば「ここはマジックテープにすればすぐ着替えられるんだな」とか。これまでの経験や知識の蓄積を活かして、尊敬する先輩に追いつけるように頑張りたいと思っています。
 
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年11月19日

【新人ルカのセチュアン・レポート#4】リタとは?リコとは?

みなさま、こんにちは。
10月下旬より『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』第2期稽古がスタートしました。

今回のブログでは作品タイトルにもある「RITA(リタ)」と「RICO(リコ)」について書いていきたいと思います。
タイトル公開後、どっちが男の子でどっちが女の子なの?と聞かれることが多々あります。
名前だけ見ると「リタくん」と「リコちゃん」だと思いがちですが、正解は「リタちゃん」と「リコくん」です。
実はこの二人の名前には、ちゃんと意味があるんです!

原作『セチュアンの善人』の主人公は「シェン・テ」と「シュイ・タ」。
貧しいながらも心優しく、自分の生活が危うくなるまで知人を助けてしまうシェン・テ。
シェン・テのいとこで冷酷な資本家のシュイ・タ。
『RITA&RICO』の台本も書いている演出・渡辺敬彦さんは、原作を読んだときに他人のために生きるシェン・テと、自分のために生きるシュイ・タを見て、これは利他主義と利己主義の話だと思い、シェン・テとシュイ・タの名前をリタとリコに変えました。
そして正式タイトルは悩みに悩み、『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』とすることに!
他のタイトル案としては、主人公(原作のシェン・テ)が物事をすぐに鵜呑みにしてしまうことから『UNOMI』などの案が挙げられていました。
 
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▲誰にでも優しいリタ(山本実幸 写真右)。この後三人の神様を家に泊めてあげます。
 
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▲自分の利益しか考えないリコ(山本実幸)。
 
そんな『RITA&RICO』は、現在絶賛稽古中!
まだ何もなかった8月の第1期稽古が終わってから、舞台装置が少しずつ作られていて、第2期稽古では稽古場に仮装置が登場。再び色々と試しながら稽古が進められています。
 
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▲イスを担いだり被ったり。様々な使い方をしています。
 
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▲一体何のポーズなのでしょうか!?尚、これを実際の公演でやるかは未定です(笑)
 
原作をご存じの方からするとあれあれ、登場人物に対して出演俳優が少ないのでは?と思うかもしれません。

そうなんです!
『RITA&RICO』では、1人で複数の役を演じています。
みんな個性の強いキャラクターばかりで面白いです。
(私は稽古を見ながら思わずクスクスと笑ってしまうことも多々……)
1つの作品で様々な役を演じる姿を見ることができるので、ファンの方々必見な作品となっています!

そんな実験的な稽古場を、ちょっと覗いてみたくありませんか?
今回『RITA&RICO』では、稽古を覗ける「おためし劇場」を開催いたします!
このブログをご覧の方は、そんなことないと思いますが、
「興味はあるけど、舞台は敷居が高くてちょっと…」という方、あなたの周りにいませんか?
そんな人へのお誘いにもピッタリ!
まずは、おためしあれ~。

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『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』

定員:50名(要予約)
開催日時:2019年11月30日(土) 13:30~15:00
会場:静岡芸術劇場(グランシップ内) 静岡市駿河区東静岡2丁目3-1
◆ご予約・お問い合わせ SPACチケットセンター
TEL.054-202-3399 (受付時間:10:00~18:00)
詳しくはこちら

 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年9月30日

【新人ルカのセチュアン・レポート#3】「静岡の善人」を探しました。

みなさんこんにちは。
今年もぞくぞくと発行されている「すぱっく新聞」。
『RITA&RICO』号もついに発行されました!
 
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これから静岡芸術劇場をはじめ、各所に配架していく予定なので見かけた際はぜひお手にとってご覧ください!
SPACまで取りに行けない……でも、今すぐ読みたい!というそこのあなた!
こちらからもご覧いただけますのでご安心ください!

私も『制作部新人北堀が行く!「静岡の善人」探しの旅』というルポを書かせていただきました。
このルポは、神様が善人を探すために地上に降りるところから始まる『セチュアンの善人』と「子どもの未来のために……」という想いが込められている渡辺敬彦さん演出の『RITA&RICO』にちなみ、静岡県内で“食”を通して子どものために活動している方に会いに行きました。
今回のブログで新聞の限られたスペースだけではお伝えしきれなかったルポ内容をご紹介いたします!!
 
最初に訪れたのは、演出家・渡辺敬彦さんの出身地、三島市にあるイタリアンレストラン「マリオパスタ」さん。
取材に行った日は夏休みということもあり、店内は子ども連れのお客さんでいっぱいでした。
名前の通りパスタがとても美味しいのはもちろん、地元で採れた旬のお野菜を使用したサラダバー、それにセルフサービスの綿菓子やソフトクリームの機械まで置いてあるので、なんでも自分でやりたい精神旺盛の子どもたちにとってはとても楽しいレストランなのだと思います。
そんなマリオパスタを経営している土屋さんご夫妻は、通常営業もしながらひとり親家庭を対象にフードバンク活動を行っています。
フードバンクとは、品質に問題はないがパッケージに傷が付き流通することができなくなった食品や、家庭内で余って食べないという食品を受け取り、生活困窮者など必要としている人に提供する取り組みのことです。一般的に、食品の受け取りから提供までに時間がかかるため、提供されるのは日持ちする加工食品が多いのですが、マリオパスタさんでは「食べに来られるフードバンク」として、温かい食事を提供しています。
始めたきっかけは2018年に同市内で起きた、母子家庭の親子心中未遂。このニュースを知り、自分たちに何かできることはないかと考え、今年3月からお店で活動を開始。開始するにあたってアドバイスをいただいたのが「おたまちゃん食堂」という、同じ三島市内の子ども食堂の代表・押田さん。押田さんとは子ども食堂を実施する場所を提供したことがあり、以前より交流があったそうです。
また、活動を知ったお客さんが活動資金のための募金を提案してくださり、店内に募金箱を設置したところ、現在では募金のために来店してくださる方もいるのだとか。
また、お金だけではなく洗剤などの実用品を持ってきて、渡して欲しいというお客様もいるとのことです。

実際に利用された方からは、「子どもの誕生日をレストランで祝えて嬉しかった」というような声がある一方で、この取り組み自体がまだまだ浸透していないこともあり、遠慮してしまう人も多いのだそうです。
店主の土屋さんご夫妻は「フードバンクを実施するお店を広げていき、利用することへの抵抗感をなくさせたい」とおっしゃっていました。

調べてみると、イタリアでは「カフェ・ソスペーゾ」というシステムがあるそう。
「ソスペーゾ」というのは「保留」という意味で、お金に余裕のある人がコーヒーを買う時に余分にお金を出し、貧しい人の分も払っておきます。その後来た貧しい人は保留された分のコーヒーを飲むことができるというシステムです。

実は日本にもいくつか同じようなことを行っているお店があるのですが数も少なく、知られていないのが現状です。
こういった取り組みが日本でも増えるといいですね!!
 
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お近くに寄られた際には、ぜひ訪れてみてください。
(フードバンクをご利用の場合は要予約となっております。)
 
次に訪れたのは静岡市内にある「しずおかキッズカフェ」
現役大学生である小林タバサさんが切り盛りする子ども食堂です。

小林さんは中学、高校で不登校を経験。
この経験を通して、学校以外にも子どもの居場所を作りたいと思い、食にも興味があったため「子ども食堂だ!」と思い、開設。最初は店舗を時間単位で間借りして行っていたが活動が広がり、現在は瀬名川に拠点を構え、第2、第4土曜日に実施されています。使用する食品のほとんどは寄付から賄われているとのこと。

取材に行った日は流しそうめんのイベントが開催されており、近所の方やタバサさんの知人などお手伝いの方がたくさん!もちろん子どももたくさんいて、世代を超えた交流の場となっていました。
 
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▲使用した竹は近所の人から提供していただいたもの。
 
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▲こんにゃくが人の形!手が込んでいますね!
 
「大変なこともあるけど、子どもたちが楽しみにしてくれているので頑張れる」と笑顔でおしゃっていたタバサさん。
タバサさんは子どもたちと家族のようになれたので、今後もこの活動を続けていきたいとおっしゃっていました。

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▲タバサさん。うしろではボランティアの方が料理を作っていました。
 
今回、2か所に取材に行き、どちらも「まわりの協力があってこそ」とおっしゃっていました。
善人探しの旅を行い、活動をしている人の周りには募金や寄付という形で協力している人々がたくさんいることに気づかされました。
静岡には善い人がたくさんいるのだろうと思います。しかし、他人(ひと)のために行動することは決して楽なことではないでしょう。

善い行いをしていることで悩み苦しむ1人の女性がここに……。
『RITA&RICO(リタとリコ)』でその様子をご覧ください。

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年8月17日

【新人ルカのセチュアン・レポート#2】ブレヒトってだれ?どんな人?

みなさん、こんにちは。
制作の北堀です。

今回はブレヒトについて紹介したいと思います。
オイゲン・ベルトルト・フリードリヒ・ブレヒト(Eugen Berthold Friedrich Brecht、1898年2月10日 – 1956年8月14日)は、戯曲『セチュアンの善人』の作者ですが、「ブレヒトって名前は聞いたことあるけど、実はよく知らない……」という人も少なくないのでは?
ブレヒトは20世紀に活躍したドイツの劇作家、演出家、詩人です。
『セチュアンの善人』のほかに『三文オペラ』や『ガリレイの生涯』などを書きました。

先日、座組のメンバーに向けて、SPAC文芸部の大岡淳(昨年、株式会社共和国から『三文オペラ』の新訳本を出版しました)によるブレヒト講座が行われました。
 
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このブログをご覧の皆さんにも、大岡さんが教えてくれたブレヒトの情報を紹介いたしますね。

ブレヒトの初期作品(『バール』や『夜うつ太鼓』など)は表現主義の影響を受け、ほとばしるエネルギーのようなものをそのまま主人公に託して描いている。
1920年代になるとマルクス主義の影響を受けます。(『三文オペラ』など)
その頃アジプロ演劇(アジテーションとプロパガンダを前面に打ち出す、革命の思想を説くための演劇)の第一人者であるエルヴィン・ピスカートルと出会います。ブレヒトは彼の影響を受けながらも、舞台上で革命を起こしても現実では革命は起きないことを思い知ります。
どうやったら舞台を観た人が現実を変えたくなるか……。

そう考えた時に思いついたのが、いわゆる「異化効果」
見慣れたものを見慣れないものにすることによって、観客に、感動することより以上に、思考することを促したのです。
どのような方法で異化を行っていたかというと……

1.役からの離脱
…ナレーター的立場に移ったり自分が演じている役について露骨にコメントをしたりする。

2.歌、朗唱
…台詞の流れを断ち切り、歌っている時は演じている時と居方が違ってくる。

3.記号的身体
…ブレヒトは中国の「京劇」のような、型が既にある演技方法に影響を受けた。

4.多面的演技
…感情と行動が一致していないなど、ブレヒトが最後にたどり着いた異化の技法。

ブレヒトといえば異化効果というのは知っていましたが異化効果にも様々な技法があるんですね!
 
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▲メモを取る俳優たち。
 
私が調べたところでは、ブレヒトはプライベートでは何人もの愛人を持っているなど、難しそうなイメージとは違った一面も持っていたようです。

そんなブレヒトが書いた『セチュアンの善人』。
どんな話かというと……
神様が善人を探すためにセチュアンという町に降り立ち、そこでシェン・テという貧しくも心優しい女性に出会います。
シェン・テは神様を自分の家に泊めてあげて、そのお礼に宿代として大金をもらいます。
大金を元手に商売を始めたシェン・テのもとには、たちまち貧民たちが集まり、シェン・テを食い物にしてしまいます。
「善人であれ」という神様からの掟を守りたいけれど、このままでは身の破滅だと、、悩み苦しむシェン・テ。
自分の身を守るために、冷徹な従兄弟のシュイ・タに変装して乗り切ろうとするのですが……
善良な人間は残酷と貪欲の仮面なしには生きてはいけないことを描いた寓話劇です。
そんな原作を、今回は敬彦さん自身が改編し、敬彦ワールドに仕上げました!
 
その名も……
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
です!
リタとリコとはどういう意味なのでしょうか?
ぜひ劇場に来てお確かめください!

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎

<チケット>
SPACの会会員先行予約開始:9月21日(土)10:00
一般前売開始:9月28日(土)10:00
「秋→春のシーズン2019-2020」詳細はこちら
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2019年8月9日

【新人ルカのセチュアン・レポート#1】俳優じゃないの?演出家なの?渡辺敬彦って?

みなさん、こんにちは。
SPAC制作部の新人・北堀瑠香(ルカ)です。
SPAC秋→春のシーズン2019-2020では、『セチュアンの善人』(仮題)を担当することになりました。これからこのブログでは、12月に上演する新作『セチュアンの善人』について、より観劇が楽しくなる情報や稽古場の様子を、がんばってお届けします!
よろしくお願いします!!

さて、第一回目は演出の渡辺敬彦さんからご紹介したいと思います。
 
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ご存じの方も多いとは思いますが、いつもはSPACの「俳優」として活躍されている敬彦さん。とても個性的な俳優さんで、昨年のシーズンでは『授業』『妖怪の国の与太郎』に出演しました。
今回のシーズンでは今井朋彦さん演出の『メナム河の日本人』に出演する一方で、
『セチュアンの善人』では演出を担当されます!
そう、敬彦さんと言えば、2016年のSPAC俳優発案企画 『青森県のせむし男』を演出されているのですが、秋→春のシーズンでの演出は初めて。
SPAC本公演演出デビューとなる今作、敬彦さんファンならずとも、見逃せませんね!!

更に、今回はブレヒト作『セチュアンの善人』を基に、敬彦さんが台本も書いています(実はその関係でタイトルも『セチュアンの善人』ではなくなるのですが……そのお話は次回!)。
構成・演出・台本すべてが敬彦さんということで、THE・敬彦ワールドが広がります!
 
そんな敬彦ワールドに出演するのはオーディションで決定したこの8人。
以下、アイドルの紹介風に北堀目線で俳優さんを紹介いたします。

ロビーの俳優写真は怖そうだけど実際はそんなことはありません。
久しぶりにSPAC作品に出演します!
泉陽二さん

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いつも笑顔でとってもパワフル。
プライベートでは2児のママ。
大内智美さん

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とってもおだやかで聞いていて落ち着く声の持ち主。
人間以外の動物もなんなくこなせちゃいます。
木内琴子さん

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俳優全員参加のラジオ体操は全部覚えているからリード係。
稽古場での裸足率高め。
貴島豪さん

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身体がとっても柔らかい。
稽古場で飲むのはコーヒーじゃなくて紅茶がいいの。
小長谷勝彦さん

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どんな役でも面白くこなす。
稽古にはプロテインは必須アイテムなんです。
三島景太さん

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とてもスタイルがいい。
ガリガリ君のチョコミント味探し中。見つけたらぜひご一報ください。
山本実幸さん

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頭の中は多様な知識でいっぱい!
座組に蘊蓄うんちくメールを送るも、何故か迷惑メールに割り振られがちなのです。
吉植荘一郎さん

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実に個性豊かな方々が揃いました。

さあ、そんなメンバーでお届けする『セチュアンの善人』、7月末から第一期の稽古が始まりました。
何よりも感覚とひらめきを大切にしている敬彦さん。
稽古場では様々な実験が、突発的に行われます。
 
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▲椅子に座ったり、立ったり……
 
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▲時には男女逆転させてみたり
 
これからどんな作品になっていくのか、とっても楽しみですね!
次回もこのブログでお楽しみな情報をお届けします!

 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『セチュアンの善人』(仮)
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎

<チケット>
SPACの会会員先行予約開始:9月21日(土)10:00
一般前売開始:9月28日(土)10:00
「秋→春のシーズン2019-2020」詳細はこちら
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