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2020年2月6日

『メナム河の日本人』の魅力④ 舞台美術ができるまで

いよいよ8日より劇場稽古がスタートします!
静岡芸術劇場では、『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』から『メナム河の日本人』へ仕込み替え作業の真っ最中。
今作の舞台美術はとても大がかりなため、SPACのもう一つの拠点・舞台芸術公園の「BOXシアター」で製作されていました。
期間中にインターンシップで来てくれた静岡農業高校2年生3名が書いてくださった見学レポートとともに、製作の様子をご紹介していきます。
 
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▲製作過程の美術を見学する演出・今井さん
 
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▲写真右:本作の美術デザインを手掛ける深沢襟

<M.Eさんレポート>

美術デザインの深沢さんは
「もともと、母の付き添いで劇を見に行って、自分は俳優ではなく裏方の仕事に興味があるということに気づき、この仕事についた。
舞台美術を作るうえで大変なことは、自分が考えているコンセプトと、演出家のプランとのすり合わせ。だけど完成した美術が舞台上に並び、自分の想像以上のものができたとき、喜びややりがいを感じる。」
と仰っていました。
お話を聞いて、普段は俳優さんに目がいってしまいがちだけど、美術さんの思いや意味が込められてはじめてこの作品が完成するのだなと思いました。
 
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▲創作・技術部スタッフと模型を見ながら打ち合わせ
 
<A.Yさんレポート>

今回の舞台美術の製作では、スタッフさんでも数えきれないほど大量の布を使用したそうです。
布は一枚一枚手作業で切られていて、さらに貼ったり、縛ったり、編んだり色々な工夫を組み合わせて表現されていました。
また、布を色染めして暗く見せるなど、色の違いにもこだわっていました。
染めるときには、絵の具のほかにコーヒーなども使っていました。
私たちが劇を観に来たときにはすべて完成しているため、あることが当たり前に思ってしまいますが、今回このような仕事を見て、重要性を改めて知ることができました。
 
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▲ひとつの大きな布から色々な幅に切り出す
 
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▲たくさんの布たち!
 
<R.Tさんレポート>

私は舞台を観るのも好きですが、裏側ではどのようにして支えているかを知りたかったので、とても良い機会でした。
今回の製作は、いかに短い期間でできるかということが肝だったそうです。
そのために編む作業では、難しい編み方や新たに調べたり練習する必要があるものを選ぶのではなく、自分たちが知っていて、なおかつ短い期間でできる編み方を選んでいるそうです。
この作品は、タイ・アユタヤの後継者争いをめぐる物語です。今回見学させてもらった舞台美術を使った背景の変化の工夫は、シンプルだけど場面ごとの迫力をさらに伝えるものになると思います。
ぜひ劇場で、物語だけでなく色々なところに注目しながら見てみたいです。
 
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▲作業風景(撮影:インターン生)
 
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▲編まれた布
 
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▲インターンの3人には稽古も見学してもらいました
 
★SPAC創作・技術部が舞台裏を特別にご案内する人気企画「バックステージツアー」は、一般公演日の後半2月24日(月・休)・29日(土)・3月1日(日)・7日(土)の終演後に開催いたします!
舞台美術をより間近で見てみたい方は、ぜひこの4日間をご予約いただき、この企画にご参加ください♪(所要時間:約30分/参加無料/要予約、定員40名)
また、今回の舞台美術はこのように大がかりなので、お席は全景を見渡せるように中央ブロック・真ん中より少し後ろ側あたりがオススメです。
初日まで10日を切りました。ご希望のお席はぜひお早めに!
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #5
『メナム河の日本人』
2020年2月15日(土)、16日(日)、23日(日・祝)、24日(月・休)、29日(土)、
3月1日(日)、7日(土)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
演出:今井朋彦
作:遠藤周作
出演:林大樹、阿部一徳、大内智美、大高浩一、奥野晃士、加藤幸夫、小長谷勝彦、佐藤ゆず、たきいみき、布施安寿香、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎、渡辺敬彦
★公演詳細はこちら
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2020年2月1日

『メナム河の日本人』の魅力③ 「おためし劇場」開催レポート

先週1月26日(日)、『メナム河の日本人』の「おためし劇場」を開催しました!
このイベントは、舞台創作の裏側の少しだけのぞくことができる人気企画。
しかも今回は劇場ではなく、普段お客様は入ることのできない「リハーサル室」で稽古を見学していただきました。
 
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「リハーサル室」は、静岡芸術劇場の6階、劇場の舞台の真上にあり、舞台とほぼ同じ広さです。
床面には、バミリ(舞台の壁や美術の位置を示すテープ)がひかれていて、これを参考に演技プランを組み立てていきます。そして壁際には仮の小道具が。

というような説明を、演出・今井朋彦さんがさらっと自己紹介に混ぜてくださり(笑)、稽古見学は和やかにスタート。
とはいえ、俳優たちは稽古の成果をはじめてお客様に見ていただく場ですので、皆すこし緊張の面持ちでした。
この日は全三幕のうち、一幕を冒頭から途中までを通してご覧いただきました。
 
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「リハーサル室」は土足厳禁。裸足派、足袋派、ランニングシューズ派などさまざまです。
また俳優たちは、まだそれぞれ自分の稽古着を着ています。
役を意識した服装の方もいれば、動きやすさ重視でラフなトレーニング着の方も。
「おためし劇場」はこんなところまで見れちゃいます。
 
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演出・今井さんと俳優たちの距離はこんなに近い!!
今井さんの奥には、演出助手、音響、照明担当が座って稽古を見守ります。
 
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見学のお客様と俳優の距離もこんなに近い!!
写っているのは、『メナム河の日本人』主人公の山田長政役・林大樹さん。
 
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冒頭からシーンを止めずに見てもらった後は「ノーツ」へ。
「ノーツ」は、演出家が気になったところを俳優たちにコメントしたり、演技プランを提案すること。
今回は特別に、その様子も見ていただきました。
  
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稽古の一部をご覧いただいた後は、俳優の自己紹介。
出演俳優は全部で14名。今後のブログで詳しく役柄を紹介していきます!

そして、お客様と演出・今井朋彦さんとのQ&Aへ。
『メナム河の日本人』についての質問だけでなく、俳優としての今井さんへの質問もたくさん飛び出しました。
 
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最初から鋭い質問だったので今井さんは少しぎくっとされていましたが、とても柔らかい物腰で答えているのが印象的でした。
質問と答えをいくつかご紹介します!
 
Q:『メナム河の日本人』を読んで感じたことや、この作品で伝えたいことは?
A:この戯曲はスケールが大きいと同時に、人間の機微がきっちり描かれていて、ほんとうにおもしろい。戯曲の力を信じて丁寧に立ち上げていく、というのが実は良い作品を作るための近道ではないかと思って日々稽古しています。遠藤周作さんの戯曲は信仰の問題、自然と人間の対比などとても深いテーマを扱っているので、ここを見せたいと限定するのではなく、なるべくお客様にそのまま差し出すような形で届けたいと考えています。
 
Q:SPACの俳優は強い身体を持っていると思いますが、それをどう活かしたいか、もしくは演出したいか?
A:台詞を喋るということは肉体労働だと思っていて、身体性がある人とない人の台詞はやはり違ってくる、と僕自身は考えています。ですので今作は、ダンスや俳優の動きで魅せるといったシーンは想定していませんが、そういうものがなくてもSPAC俳優の身体性を存分につかった台詞劇になるのではと思います。
 
Q:静岡の印象を教えてください。
A:知り合いの静岡出身の人はお世辞ではなくほんとうにいい方が多くて、出身だと聞くといい人だと思っちゃうほどです。
また、毎日富士山を見て、この街の持っているゆったりしたリズムのなかで生活していると、正直東京へ帰るのがこわいくらい。この環境のなかでクリエーションさせていただいているのはほんとに贅沢なことだなと思います。

 
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途中からはほとんど立ちっぱなしで質問に答えていました。
客席にいるお客様に届ける声のボリュームの調整の仕方など、実際に身体を動かしながらレクチャー!
 
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最後には参加してくれた二人の小学生から、次々に質問が!
質問しても次に気になることができ、、と止まらなかったのですが、「演劇における立ち方(相手/お客様との向き合い方)」「呼吸の仕方」「テレビと演劇での演じ方の違い」などなど、今井さんは一つ一つ丁寧に聞き取り答えていました。
  
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今回の「おためし劇場」はリハーサル室での開催ということで、俳優の身体を台詞をじっくりと見て・聞いていただきました。
ここに衣裳や美術、照明が加わるとより一層作品が立体的になり、深みが増していきます。
次のブログでは気になる舞台美術をご紹介します!お楽しみに。
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #5
『メナム河の日本人』
2020年2月15日(土)、16日(日)、23日(日・祝)、24日(月・休)、29日(土)、
3月1日(日)、7日(土)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
演出:今井朋彦
作:遠藤周作
出演:阿部一徳、大内智美、大高浩一、奥野晃士、加藤幸夫、小長谷勝彦、佐藤ゆず、たきいみき、林大樹、布施安寿香、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎、渡辺敬彦
★公演詳細はこちら
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2020年1月25日

『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』ブログ#2
『グリム童話』開幕しました!

ブログの更新がすっかり遅くなってしまいましたが、『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』の一般公演が、先週1月18日(土)に開幕しました!!
初日はあいにくの雨模様だったにも拘わらず、たくさんのお客様が足を運んでくださいました。
 

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▲カーテンコールは初日/2日目ともに、トリプルコールをいただきました。たくさんの暖かい拍手をありがとうございました!
 
この週の少女役は池田真紀子が演じました。2012年に引き続き、今回は2度目の少女役。凛とした中にも優しさが溢れる池田の少女は、いかがでしたでしょうか?

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そして、観劇後のお客様からはたくさんの感想が寄せられています!今回はその中からいくつかをご紹介させていただきます♪
 
ストーリーと衣裳と音楽がすべてマッチして、とても魅力的でした。(40代/女性)
この公演を観に来れたことも、“奇跡” だと思っています!!(10代/男性)
本がペラペラとめくられていく感じが、動きで伝わりました。また観てみたいです!(10代/女性)
記憶がフラッシュバックしたり、新しい気持ちになったりして泣いてしまいました。(30代/男性)
背中がゾクゾクしました。(60代/女性)
 

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そして、18日・19日の終演後にはアーティストトークを開催。2日間にわたって素敵なゲストの方々が登壇してくださり、大変な盛り上がりをみせました!
 
18日のトークには、作家の那須田淳さんと、日本の演劇界をリードする劇作家・演出家の平田オリザさんが登壇してくださいました。
 
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『グリム童話』に出てくる“悪魔”の存在や“森”の話、また戯曲の作り方や“ことば”について、それぞれの立場から興味深いお話をしてくださいました。普段は聞けないような充実した内容トークで、あっという間の40分間でした。
 
☆トーク内容は、こちらからお聞きいただけます。(諸事情により音声のみの公開となります)

 
また、19日のトークには、テレビでもお馴染みの脳科学者・茂木健一郎さんにご登壇いただきました。
 
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とてもパワフルな方で、まるでご自身がMCであるかのように、次から次へと宮城へ質問を投げかけ、本作についての感想から現在の演劇界への見解に至るまで、多岐にわたる話題で盛り上がり、熱気に包まれた時間となりました。
 
☆トーク内容は、こちらからご覧いただけます。

 
また、茂木さんご自身も東京駅に戻ってすぐにレポート動画をアップしてくださっています!
「地方でこそ花開く濃い演劇文化がある」

こちらもぜひ合わせてご覧ください♪
 
 
そして、いよいよ本日の一般公演は、森山冬子が少女役を演じます。
森山が一般公演に登場するのは、本日のみとなりますので、ぜひ、お見逃しなく!!

 

文:宮川絵理(制作部)

 
  
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #4
『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』
2019年1月18日(土)、19日(日)、25日(土)、2月1日(土)、2日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場

演出:宮城聰
作:オリヴィエ・ピィ
原作:グリム兄弟
訳:西尾祥子、横山義志
音楽監督:棚川寛子

出演:池田真紀子、森山冬子、鈴木真理子、武石守正、大内米治、貴島豪、大道無門優也、永井健二、宮城嶋遥加、若宮羊市
★公演詳細や関連企画はこちら
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2020年1月24日

『メナム河の日本人』の魅力② 第一期稽古振り返り

すっかり更新が遅くなってしまいました!作・遠藤周作、演出・今井朋彦『メナム河の日本人』、1月5日より第二期稽古がスタートし、日々丁寧に一つずつシーンを組み立てています。
明日26日(日)は稽古の様子をのぞける「おためし劇場」を開催するのですが、その前に、夏に行われた第一期稽古の様子をご紹介します!(※「おためし劇場」は定員に達したため、予約を締め切りました。後日レポートブログをアップする予定ですのでお楽しみに!)
 
★演出・今井朋彦インタビュー
第一期稽古の様子を動画でもご覧いただけます!

 
 
『メナム河の日本人』第一期稽古は、昨年の夏6月28日~7月12日、舞台芸術公園のBOXシアターにて行われました。
初日はスタッフ一同の顔合わせをし、早速本読みからスタート。
 
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明日も本読みかなと思いきや、、稽古終わりに演出・今井さんから座組全員に課題が!
その内容は、今井さんが戯曲から取り上げたキーワード『祈』『謀(はかりごと)』『暑』のいずれか・または複数をテーマにした小パフォーマンスを作って披露する、というもの。

詩の朗読、落語、キリストの降誕を1シーンとして演じる、アツアツのカップル、お経etc…
稽古2日目・3日目にかけて、まるでもう一度オーディションが行われているかのような雰囲気で進みました。
「僕も俳優をやっているので、皆さんの気持ちはよく分かります、すみません(笑)」と今井さん。
『メナム河の日本人』には熟練のSPAC俳優たちが集まっているのですが、身体寄りのパフォーマンスが得意な方、言葉を重視する方など、多彩な俳優が集まったことがよくわかる2日間でした。
 
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▲「暑」をテーマに、プロ野球チームの客席スタンドの掛け声を全力で再現する、というパフォーマンス
 
翌日からは配役を替えながら、何回も戯曲を読み込むことに。
『メナム河の日本人』は、江戸時代初め日本を離れアユタヤ(タイ)にわたり活躍した山田長政を主人公とした歴史活劇ですが、長政の英雄譚にとどまらない、登場人物の多様な生きざまが描かれています。
今井さんのキーワードに『謀(はかりごと)』とあったように、主人公・長政を取り巻く王宮の高官たちや日本人町の人々が、それぞれの思惑から長政を利用しようと近づいてきます。
それぞれどんな思いを抱いて行動していたのか、書かれていないシーンとシーンの間ではどのような心境の変化があったのかなど、今井さんと俳優たちが活発に意見を交わしながら本読みが進められました。
 
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▲シーンごとに分けて車座になって机を取り囲んで本読み。全員で読むときよりも、より会話のやり取りに重点を置いて行いました。
 
最終日近くには少しだけ立ち稽古にも取りかかりました。
今井さんが俳優たちに「自分のなかだけで感情が成立しないように」「影響を与え合って話すことを心がけて」という言葉をかけていたのが印象的でした。
 
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約2週間の濃密な稽古を終え、これから夏真っ盛りの7月に「よいお年を」とご挨拶。
そして半年経った2020年1月5日より、第二期稽古が始まったのでした。
 
★1月20日放送のYoutube配信番組「石井萠水の主役になりたい!」に今井さんが生出演しました!
こちらでも稽古の様子や本作の見どころを語っていますので、ぜひアーカイブ放送をご覧ください。
今井さんオススメの座席は「大がかりな動きをする舞台装置もあるので、全景を見渡せるようにすこし後ろ側」だそう。チケットのご予約もぜひお早めに。
 

 
気になる舞台装置については、今後のブログで紹介していきますのでお楽しみに!

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #5
『メナム河の日本人』
2020年2月15日(土)、16日(日)、23日(日・祝)、24日(月・休)、29日(土)、
3月1日(日)、7日(土)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
演出:今井朋彦
作:遠藤周作
出演:阿部一徳、大内智美、大高浩一、奥野晃士、加藤幸夫、小長谷勝彦、佐藤ゆず、たきいみき、林大樹、布施安寿香、三島景太、山本実幸、吉植荘一郎、渡辺敬彦
★公演詳細はこちら
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『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』スタッフインタビュー

◆中高生鑑賞事業「SPACeSHIPげきとも!」パンフレット連動企画◆

中高生鑑賞事業公演では、中高生向けの公演パンフレットをみなさんにお渡ししています。パンフレット裏表紙に掲載しているインタビューのロングバージョンを掲載します。
『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』にて照明操作を担当する樋口正幸(SPAC創作・技術部 照明班チーフ)に照明の役割やお仕事について訊いてみました。舞台のお仕事に興味のある方はぜひお読みください。(インタビューは2019年11月16日に行ったものです)
 
 
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--どのように照明の仕事を始めたのですか?

 照明をプロの仕事として始めたのはSPACに入ってから。それまではサラリーマンをやりながらアマチュアで演劇活動を続けていて、役者として舞台に立つこともあれば、照明を担当することもありました。SPACが設立された年に団員募集のオーディションがあったのですが、照明スタッフでも募集があるのを知って、そのときに照明家として生きていこうと思ったんです。

 最初に演劇を始めたのは大学生のときで、照明もそのとき始めました。当時はインターネットもないから独学で本を読んだり、テレビ局の照明アルバイトにいって教えてもらったり、地道に学んでいきました。学生の頃は自由な時間がたくさんあったので、徹夜で色々なことを試したりして。実践で学ぶことが一番多かったですね。
 
--舞台作品における照明の役割について教えてください。

 照明の役割は「視覚」「写実」「審美しんび」「表現」の4つに分けられると言われています。「視覚」は「見せる」こと。劇場の中は真っ暗なので、そもそも明かりをつけないと何も見えない。まずはお客さんに俳優の姿が見えるようにすることが基本にあります。逆に、見せたくないものに明かりを当てないことも重要で、「何を見せる/見せないか」を考える仕事ですね。
 次に「どう見せるか」を考えます。「写実」というのは季節感や時間の移り変わりなどをお客さんに伝えること。たとえば太陽の光といっても昼と夜とでは明るさや色は変わってきますよね。「審美」というのは、どのように美しく見せるかです。演劇も芸術作品なので「美しく」見せる必要があります。最後の「表現」というのは、たとえば登場人物の心理状態などを照明で表現することです。俳優が一人で立っていて、頭上からそこだけが照らされていれば、お客さんは孤独を感じるかもしれない。逆に下からだけ光を当てれば、お化けみたいにも見える。明かりの当て方によって見え方を変えることができるんです。
 大切なのは、演出家が表現しようとしていることを理解して、それをどのように照明で実現していくか、あるいは役者の演技をどのように見せていくのかを考えること。同じように、舞台美術や衣裳にどのような明かりを当てればよいのか、あるいは音響にもマッチするのかなども考えなければならないので、照明という仕事は他のセクションとの共同作業になるんです。
 
--『グリム童話』での樋口さんのお仕事を教えてください。

 今回の『グリム童話』では、私は主に本番の照明操作(オペレーター)を担当します。舞台照明の大変なところは、照明が場面ごとに細かく移り変わっていくことです。俳優の台詞などを合図にして変化させるのですが、俳優の動きに合わせてタイミングを考えることが求められます。1回ボタンを押せば、いくつかの変化があらかじめプログラミングされた通りに実行されるのですが、俳優はロボットではないので、早口になったり、つっかえたりすることもある。そういうときには、舞台を見ながら照明の変化を速めたり遅らせたりするんです。オペレーターが役者と一緒の気持ちになっていると、急なアドリブがあってもうまく対応できるようになるんですよ。オペレーターをやっていると、俳優たちと一体になって演劇をやっている感じがするので楽しいですね。
 オペレーターとしての仕事のほかには、プログラミングも担当します。舞台照明では明かりの変化が何秒で変わるのかということも考えます。たとえば昼から夜への変化が1秒で変わっていいのか、会話の中で数分かけて変化するのか。また、その変化もすべての照明が同時に同じ速さで変わると不自然なので、速く変わる照明やゆっくり変わる照明がそれぞれあり、それをひとつひとつプログラミングしていくんです。
 
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--『グリム童話』の見どころは?

 この作品では絵本をめくるようにグリム童話の世界が展開していきます。視覚的にも本当にきれいな作品なのですが、照明も俳優のフォルムを美しく見せることに力を入れていますので、ぜひ注目してほしいですね。
 また、作中で影が出てくるのですが、その影を出すために膨大な数の照明を設置しています。全部で200~300くらいの照明を使用しています。光と影の関係性も見どころのひとつだと思いますね。
 明かりを当てると必ず影が出ますよね。どこから当てるのか、どのくらいの明るさで当てるのかによって影の濃さが変わってきます。屋外の場面だから明るくしようと思っても、単純にたくさん照明を当てるだけだと影がたくさん出てきてしまって、屋外らしさがなくなってしまう。舞台照明では影の処理も重要なポイントなんです。
 
--お仕事で気を付けていることはありますか。

 普段の生活の中で、色々なものを観察しています。部屋の中の明かりと部屋の外の明かりとでは、見え方がどう変わるのか。照明器具がどこにあると、どんな影ができるのか。朝焼けと夕焼けは色に違いはあるのか。など、日常的に考えて、どうやったら舞台上で再現できるか。それを日常的に見て覚えるように心がけています。
 たとえば、太陽光だけに当たったリンゴと、LED電球だけで照らしたリンゴとでは、色が違って見えるんです。どちらも白い光に見えるんだけど。ふだん日常でみているものをきちんと見ていないと、違いが分からない。太陽光での自然な色と人工的な光の色の違いを理解できないといけないなと思っています。
 
--最後に、演劇の魅力を教えてください。

 自分が演劇を長く続けて来られているのは、「正解がないから」だと思っています。本番が始まってからも、「こうするともっと良くなるかも…」とずっと考え続けていられる。完成したら終わり、ということがないから面白いですね。
 また、自分だけではできないというのも理由のひとつですね。人付き合いの苦手な自分が、否が応でも多くの人と関わらなければいけない。演劇をやっていなかったら人とあまり関わらずに生きていたと思うんだけど、他の人と一緒にやらないとできないというのが、大変だけど、演劇の魅力だなと思います。
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #4
『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』
2019年1月18日(土)、19日(日)、25日(土)、2月1日(土)、2日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場

演出:宮城聰
作:オリヴィエ・ピィ
原作:グリム兄弟
訳:西尾祥子、横山義志
音楽監督:棚川寛子

出演:池田真紀子、森山冬子、鈴木真理子、武石守正、大内米治、貴島豪、大道無門優也、永井健二、宮城嶋遥加、若宮羊市
★公演詳細や関連企画はこちら
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2020年1月9日

『グリム童話~少女と悪魔と風車小屋~』ブログ#1
宮城聰の『グリム童話』が帰ってきた!

あけましておめでとうございます。
2020年のSPACは、宮城聰演出『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』でスタートします!この作品を上演するのは、なんと8年ぶり。再演を待ってました!という声も、また今回はじめて観るから楽しみ!という声も多く、とても嬉しいです。
皆さまに観劇をより楽しんで頂けるように、作品の魅力や見どころ、稽古場や公演の模様をお届けしていきたいと思います♪千穐楽までどうぞお付き合いください!

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▲2020年始業式の後、富士山を背景にキャスト・スタッフ一同で。

グリム童話というと、子どもの頃に絵本で読んだことがある人も多いのではないでしょうか? 本作は、フランスを代表する劇作家・演出家であるオリヴィエ・ピィが、グリム童話の「手なしむすめ」というお話をもとに台本を書き、宮城聰が演出した作品です。

舞台の上で美しく紡ぎ出されるセリフの数々は、まさに「珠玉しゅぎょくの言葉」。心の中にスーッと染みわたっていくようなセリフが多く、観ている人は不思議な感覚に包まれていくでしょう。また、俳優による歌と生演奏、そして白い折り紙のような舞台美術や衣裳も大きな見どころとなっています。
 
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▲2011年初演の舞台写真。まるで、飛び出す絵本であるかのようなビジュアルです。
 

▲オリヴィエ・ピィ自身が演出をした「オリヴィエ・ピィのグリム童話『少女と悪魔と風車小屋』」は、Shizuoka春の芸術祭2009ふじのくに⇄せかい演劇祭2016(2016年は新バージョン)で上演されました。(© Christophe RAYNAUD DE LAGE / Festival d’Avignon)

 
『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』は、2011年に初演し、翌年2012年に再演されました。
今回は8年の歳月を経て、3度目の上演です!!
 
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▲2011年(初演)フライヤー
 
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▲2012年(再演)フライヤー。この年は『グリム童話〜本物のフィアンセ〜』と2本立てで上演されました。(公演詳細はこちら
 
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▲2020年(再々演)ポスター
 

☆物語のあらすじ☆

風車小屋に住む粉屋が森の中をさまよっていると、ひとりの見知らぬ男に出会います。「風車小屋の裏にあるものをくれるなら金持ちにしてやろう」と言われた粉屋は、その提案を受け入れ瞬く間に金持ちに。ですが、そのとき風車小屋の裏には、洗濯物を干していた粉屋のひとり娘がいました。男は悪魔だったのです。3年後、再び父娘の前にあらわれた悪魔は、父親に娘の両手を切り落とすよう命じます。両手を失った娘は悲しみのあまり旅に出て…。

 
新年早々の1月4日より、劇場での稽古が始まりました。いま行われているのは、8年前に舞台の上で行われていたことを復元していく作業。じつはこの作品、俳優・舞台装置・照明・衣裳、楽器演奏の各セクションを緻密ちみつに組み合わせてシーンを作っています。タイミングを合わせる作業はとても難しいのですが、頼もしいSPACのスタッフたちが着々と問題を解決していく姿が見られます。
 
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▲照明の見え方を調整しているところ。8年前に使われていた機材が新しくなっているので(具体的にいうと、今回のライトはLEDが使用されています。たしかに8年前にはなかったアイテム…!)、光の当たり方を入念に確認します。
 
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▲こちらは演技と演奏を合わせている様子。舞台上にいる池田真紀子(少女役)と永井健二(王様役)は、出ハケのタイミングも同時に確認していきます。
 
日々の稽古や舞台裏の様子はSPACのFacebookとInstagram(@spacshizuoka)で連載している、永井健二(SPAC内での通称は「王子」。)のお届けする「王子の撮っておき」でもご覧いただけます♪ぜひそちらも合わせてご覧いただけると嬉しいです。

さて次回のブログでは、この作品のなかで宮城聰が試みている表現方法「弱い演劇」についてお話しします。「弱い演劇」とはいったい何なのでしょうか?!

どうぞお楽しみに!!

文:宮川絵理(制作部)

 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #4
『グリム童話〜少女と悪魔と風車小屋〜』
2019年1月18日(土)、19日(日)、25日(土)、2月1日(土)、2日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場

演出:宮城聰
作:オリヴィエ・ピィ
原作:グリム兄弟
訳:西尾祥子、横山義志
音楽監督:棚川寛子

出演:池田真紀子、森山冬子、鈴木真理子、武石守正、大内米治、貴島豪、大道無門優也、永井健二、宮城嶋遥加、若宮羊市
★公演詳細や関連企画はこちら
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2019年12月26日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯8】閉幕しました!

みなさん、こんにちは。

12月22日(日)の公演をもって『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』の全公演が終了いたしました。

私は、第2期稽古開始日に演出・敬彦さんがおっしゃった「僕のせいかもだし、おかげになるかもしれない。何を言いたいのかわからないかもしれないがそれを説明できないような気もするからキツイかもしれない…。わからないまま終わってしまうかもしれない…。僕にとってよいと思える作品をつくる。」という言葉が心に残っていました。

敬彦さんは感性を大事にする演出方法で、俳優・スタッフともに時折敬彦さんが思い描いていることがわからず悪戦苦闘することもありましたが、「今まで見たSPAC作品の中で1番おもしろかった」という感想もいただき、常連のお客様からも、初めてSPACをご観劇くださったお客様からも好評でした。
「僕にとって」ではなく「お客様にとっても」おもしろい作品になったのではないでしょうか。

また、『RITA&RICO』は私が初めて制作担当についたシーズン作品でした。
平日に行われた「中高生鑑賞事業公演SPACeSHIPげきとも」では、上演前と後にSPACや作品の説明をしました。
 
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毎回とても緊張しましたが、どこの学校の生徒さんも真剣に聞いてくださり、嬉しかったです。
他にもたくさんの経験をさせてもらえた作品となりました。

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▲リタ・リコを演じた山本実幸さん
 
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▲水売り・弟を演じた泉陽二さん
 
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▲タバコ屋の前の店主・家主を演じた大内智美さん
 
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▲祖母・神?1・床屋の犬を演じた木内琴子さん
 
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▲床屋・夫・神?2を演じた貴島豪さん
 
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▲飛行機乗り・妻を演じた小長谷勝彦さん
 
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▲洋服屋のばあさん・建具屋・失業者・借金取り・警官・神?3を演じた三島景太さん
 
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▲飛行機乗りの母・洋服屋のじいさん・祖父を演じた吉植荘一郎さん
 
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劇場にお越しくださったみなさま、
応援してくださったみなさま
ありがとうございました。

残念ながら来られなかったみなさまは、
ぜひ「また『RITA&RICO』をやって欲しい!」という声を、お寄せください。
意外と早く再演されるかもしれませんよ!
 
<これまでのブログまとめ>
新人ルカのセチュアン・レポート
#1 俳優じゃないの?演出家なの?渡辺敬彦って?
#2 ブレヒトってだれ?どんな人?
#3 「静岡の善人」を探しました。
#4 リタとは?リコとは?
番外編 スタッフインタビュー 衣裳・清千草(SPAC創作・技術部)
#5 おためし劇場が開催されました!
#6 『RITA&RICO』開幕しました!
#7 関連企画のご紹介!
#8 閉幕しました!

2019年12月20日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯7】関連企画のご紹介!

みなさん、こんにちは。

12月14日(土)、15日(日)の一般公演終了後、関連企画が行われました。

14日には俳優・演出家の今井朋彦さんをお招きし、アーティストトークを実施!
SPAC芸術総監督の宮城聰さんが司会を務め、台本・構成・演出を担当した渡辺敬彦さんと、出演俳優の三島景太さんが登壇しました。

★当日のトークの様子はこちらからご覧いただけます。

 
今井さんは、自身が教鞭をとっていた桜美林大学で、2016年に『セチュアンの善人』を演出されています。
実は私は桜美林大学出身で、実際に今井さん演出の『セチュアンの善人』を観ました。
その公演の演出について聞くことができ、その時の舞台のことを思い出しながら話を聞くことができました。
今井さんと敬彦さんには、俳優でありつつ演出もやるという共通点があり、生み出す作品にも通ずるものがあるのでは?というトークが繰り広げられました。
そんなトークの中で私は、今井さんからの感想の「俳優が剥き出しになって、晒されている」という言葉が印象に残りました。

また、『RITA&RICO』の演出・敬彦さんや出演俳優の多くは来年2月15日(土)から上演する今井さん演出のSPAC秋→春のシーズン #5『メナム河の日本人』に出演します。
今井さんは「『RITA&RICO』には、敬彦さんと俳優たちとの今までの関係があってこそ出ている色がある。『メナム』では自分と俳優たちだからつくれる色を出していきたい」と意気込みを語りました。
『メナム河の日本人』も楽しみですね!
 

15日にはバックステージツアーが行われました。
20名ほどのお客様が参加して下さり、初めてSPACに来てくださった方も数名いらっしゃいました。

バックステージツアーでは、『RITA&RICO』の舞台監督を務めている守山真利恵さんによる裏方の仕事説明のほか、参加してくださったお客様に実際に今回使用しているマイクでしゃべってもらったり、スモークマシーンを使用した光に当たってもらったりしました。

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その後は、『RITA&RICO』で使用している舞台装置や衣裳などに触れてもらうことに!
 
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舞台で使用している装置や衣裳を間近で見ることができ、またそれを製作したスタッフからの話も聞くことができ、参加してくださったみなさんにもご満足いただけた様子でした。
 
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▲衣裳担当の清千草さんが説明をしています。後ろでは俳優が舞台で実際に使用している衣裳の試着も。
 
今週末の12月21日(土)、22日(日)の一般公演では、アーティストトークを実施します。
21日のトークゲストは、静岡県民には「コンコルゲン」でおなじみの古舘寛治さん
NHKの大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』にも出演されていました。
SPACでは2016年に『高き彼物』(マキノノゾミ作)を演出され、その時の主演を渡辺敬彦さんが務めています。
 
22日のトークゲストは、「演劇実験室◎万有引力」の主宰であるJ・A・シーザーさん
アングラ演劇を代表する寺山修司の「演劇実験室・天井桟敷」にて音楽・演出を担当されていた方ですが、アニメファンの方なら『少女革命ウテナ』の音楽担当としてご存知の方も多いのではないでしょうか?
敬彦さんはこれまで、シーザーさんの演出作品にも多数出演してきました。

どんなトークが繰り広げられるのか楽しみです!

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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年12月19日

【新人ルカのセチュアン・レポート#6】『RITA&RICO』開幕しました!

12月5日(木)の掛川市文化会館シオーネで行われた出張公演を皮切りに中高生鑑賞事業公演「SPACeSHIPげきとも!」が始まり、12月14日(土)に一般公演も初日を迎えました。

特に「げきとも!」公演では、生徒さんたちの反応が毎回顕著に違っていて、とても面白いです。
どこの学校の生徒さんも真剣に観てくださり、終演後友達と感想を言い合っている姿も!
観劇した生徒さんには、全員アンケートを書いて送ってもらっているのですが、感想が届くのが楽しみです!
 
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▲掛川でのげきとも出張公演では出演俳優・三島景太さんの筋肉を触る生徒さんがたくさん!
 
14日(土)、15日(日)に行われた一般公演では、既にたくさんの感想をいただきました。
これからその一部をご紹介いたします!
 
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「SPACの公演は初めてでしたがすごく楽しめました。光(照明)の演出がすばらしかったです。もっと演劇のことを勉強したいと思いました。演劇に興味を持てました」(30代・女性)
 
「演出や音楽、役者の表現がとても面白い」(10代・男性)
 
「演出の一つ一つ、役者のささいな動きなどのどこもかしこも洗練されていて、とても面白かったです」(10代・女性)
 
上記3つのご感想は初めてSPACの作品を観劇してくださったお客様からのもの。
SPAC作品を楽しんでいただけたようで嬉しいです。
 
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「おためし劇場に参加してからの観劇でした。作品の興味が湧くのでおためし劇場をたくさんやって欲しいです」(30代・女性)
 
11月30日(土)に実施した「おためし劇場」に参加してくれた方が公演にも来てくださいました!
「おためし劇場」を機に公演にも来てくださる方がいるのは嬉しいです。
★「おためし劇場」開催レポートは、こちらをご覧ください。
  
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「ユーモアもありおもしろかったです」(40代・男性)

「すごくひきつけられてあっという間に終わってしまいました」(50代・女性)
 
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「ブレヒトというと、“難しい”とすぐに思い浮かび、なかなか手が出ない作品でしたが、今回のスタイリッシュな作品はとてもわかりやすくあっという間でした」(50代・女性)
 
確かにブレヒトと聞くと難しいという印象をお持ちの方が多いのではないでしょうか?
しかし、『RITA&RICO』はそんなことありません!
難しそうだから行くのやめようかな…と思っている方、諦めてはいけません!
ブレヒトの『セチュアンの善人』を大幅にリライトした本作品は、クスクスッと笑えるような小ネタがたくさんある作品となっております。
上の写真のような「家族」のシーンは、そういった笑えるシーンがいくつかある、私のおすすめのシーンです!

一般公演は残すところ12月21日(土)、22日(日)の2公演のみとなっています。
まだお席ございますので迷っている方はぜひお越しください!
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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2019年12月6日

【新人ルカのセチュアン・レポート♯5】おためし劇場が開催されました!

みなさん、こんにちは。

11月30日(土)に「おためし劇場」を開催しました。
今回のブログではその様子をお伝えします!

「おためし劇場」とは、「演劇を観に行ってみたいけど敷居が高そう…」などと思われている方々に、まずは気軽に劇場に来てもらい稽古の様子などを見てもらおう!というもの。
この企画も今回で13回目となります。

常連のお客様はもちろん、ちいさいお子さんをお連れのお客様から、初めて静岡芸術劇場に来たというお客様まで様々な方が参加してくださいました!

最初に、舞台稽古を見てもらいました。
「RITA&RICO」では、俳優が客席に降りて演技をするシーンもあるので、実際にお客さんが座っている状態でやったことによって、俳優も普段の稽古場ではわからなかったことが感じられたのではないかと思います。
 
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▲客席で語る泉陽二さん
 
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▲実際に演出が俳優に対して指導をしているのもおためし劇場だからこそ見られる光景です。
 
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▲8人の出演俳優による自己紹介タイム。作品のみどころなどを話してくれました。
 
参加者のみなさんからは、
「想像していたものより、はるかにすばらしかったです!演技に引き寄せられました。」
「とても良かった。続きが気になり本公演を是非みたい。」
「たのしくて、本番がさらにさらに楽しみになりました!」
などの感想をいただきました。
 
その後は演出・渡辺敬彦さん(写真左)、出演俳優・三島景太さん(写真右)が登壇し、質疑応答タイムへ
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渡辺敬彦さんの人柄がわかり、よかったとの声が多く、とても好評でした。
また、三島さんによるこの作品の裏話も聞けました。
登場人物が多いのに出演俳優は8人。
1人何役も演じているからこその苦労があるんですね。
 
最後に、本作品で舞台監督を務めている守山真利恵さんから、技術スタッフの仕事についての紹介がありました。
音響や照明が公演で行っていることを、参加者の方に協力していただいて実際にやってみながら紹介しました。
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▲照明の効果の違いを実際に見てもらいました。
 同じ場所に立っていても光の色や当て方などが違うとまったく違う印象になりますよね。

 
今回、「おためし劇場」に参加してくださった方にも、ご覧いただいていないシーンや仕掛けがたくさんあります!
「おためし劇場」で観た続きが気になる方、
このブログを見てどんな作品なのか気になった方、
ぜひご観劇ください!
 
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SPAC秋→春のシーズン2019-2020 #3
『RITA&RICO(リタとリコ)~「セチュアンの善人」より~』
2019年12月14日(土)、15日(日)、21日(土)、22日(日)
各日14:00開演
会場:静岡芸術劇場
原案:ベルトルト・ブレヒト
構成・演出・台本:渡辺敬彦
台本協力:守山真利恵
出演:山本実幸、泉陽二、大内智美、木内琴子、貴島豪、小長谷勝彦、三島景太、吉植荘一郎
★公演詳細はこちら
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