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2026年4月18日

『うなぎの回遊 Eel Migration』シアタークルーブログ

愛らしくそして優雅な舞が、静岡浅間神社舞殿にて奉納されました。少なくとも約470年前には奉納されたという記録が残る「廿日会祭(はつかえさい)稚児舞楽」は、徳川家康公がこよなく愛して庇護されたということで有名です。今年は、5台の山車が繰り出し、春の陽気に多くの人出で賑わいました。
 
そしていよいよ、家康公がこよなく愛した駿府の町で「SHIZUOKAせかい演劇祭2026」が開幕します。開幕の初日を飾るのは SPAC新作『うなぎの回遊 Eel Migration』です。


 
公演会場となる県舞台芸術公園は日本平の中腹にあり、山、谷も含めると東京ドーム4個分の広さです。一般の公園と同じですから、自由に出入りできるので家族連れで犬と散歩したり、ハイキングコースに入っているので登ってこられる方や走っている人も見掛けます。平日は静かですが、公演当日は、出入り口となる駐車場広場に、のぼり旗がはためき、車を誘導する係も出て賑やかになります。下に見える休憩所「カチカチ山」からは特別メニュー「ブラジル料理」の匂いが流れてきてお腹をくすぐることでしょう。

▼フェスティバルcafé & bar ― Festa Brazil(ブラジル・ナイト)
https://festival-shizuoka.jp/event/festival-bar/
 
せかいの劇場ミニミュージアム「てあとろん」もあるので、一緒にお楽しみ下さい。シアタークルーの私たちも、当日はSPACのお揃いのTシャツを着て皆様をお迎えします。どうぞよろしくお願いします。
※夜は冷えますのでダウンなど防寒具をご用意されるとよいと思います。
 
SPAC新作『うなぎの回遊 Eel Migration』は、静岡で暮らすブラジルにルーツをもつ人たちが出演されます。ブラジルと聞いて私は、テレビでみた2016年リオオリンピック開会式選手団入場の場面が忘れられません。カラフルな箱や花を積み国名を記したプラカードを立てた三輪の自転車を先頭にして現れるのです。選手たちは後ろについた楽団の演奏するサンバ?それともボサノバ?のリズムにのって、その雰囲気は人びとが暮らす町の日常をみているようで、幸せな気持ちになりました。難民選手団を含めて200ケ国以上の入場でしたから次から次へと流れていく陽気な楽団チームに声援を送っちゃいました。ちなみに2年後の2028年のオリンピック・パラリンピックの開催はアメリカです。世界中から集う平和な祭典となりますようにと祈ります。


撮影:鈴木竜一朗

話は変わって実は、県舞台芸術公園のある有度山には、アジア太平洋戦争末期に日本軍によって、有度村に暮らす住人や、召集された学生は1日3交代制になって、掘った多くの決戦壕が今も眠っています。清水方面から上陸してくるアメリカ軍を迎え撃つ「本土決戦」のための陣地です。もしも、戦争終結が引き延ばされていたならば、ここで激しい地上戦が行われたことでしょう。
 
少々重い話になってしまいましたが、この演劇祭が「ひらかれた祝祭」の場になることを願いながらシアタークルーとして野外劇場「有度」の会場に立ちます。
 

執筆:シアタークルー(M)


 
〈公演情報〉
SHIZUOKAせかい演劇祭2026

『うなぎの回遊 Eel Migration』

日時:2026年4月25日(土)、26日(日)、29日(水・祝)各日18:30開演
会場:舞台芸術公園 野外劇場「有度」
上演時間:90分(予定)
上演言語/字幕:日本語上演(一部ブラジルポルトガル語)/日本語・英語・ブラジルポルトガル語字幕
 
〈関連企画〉
■フェスティバルcafe&bar ― Festa Brazil(ブラジル・ナイト)
日時:2026年4月25日(土)、26日(日)15:00~22:00、4月29日(水・祝)12:00~22:00
会場:舞台芸術公園 せかいの劇場ミニミュージアム「てあとろん」

詳細は『うなぎの回遊 Eel Migration』公演詳細ページをご覧ください。