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2020年12月27日

病ブログ2020-2021#1『病は気から』再再演に向け、稽古開始しました!

2012年と2017年に上演した『病は気から』。
自分のことで精一杯のちょっとおかしな人々が繰り広げるドタバタコメディが、来年1月に帰ってきます!
今回は三度目の上演となりますが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、舞台上でも俳優・スタッフ間での感染拡大を避けるべく、様々な対策を施しての稽古・公演となります。いったいどんな上演となるのでしょうか?
そんな『病は気から』の稽古から本番までの様子を、SPACに入って1年目、演目を担当するのもこれが初の川口がお届けしていきます。
2017年公演についてはこちら
 
まずは俳優たちによるプレ稽古
潤色・演出のノゾエ征爾さんが稽古場にいらっしゃる3日前。俳優たちによるプレ稽古が始まりました。
稽古場の前に台本や今後のスケジュールが並べられ、アルコールでの手指消毒を済ませた人から順番に取り、リハーサル室に入ります。
 

▲消毒と台本、スケジュール表などの配付物
 
ソーシャルディスタンスを保ち、俳優陣、スタッフ陣の紹介をした後、早速開始です!
SPACの再演作品では、演出家の方が合流される前に、まず俳優たちだけで自主稽古することがよくあるそうです。最初に台本を冒頭から最後まで読み合わせたら、前回の公演の記録映像を見返しながらの思い出し稽古に。『病は気から』は喜劇。客席に笑いが沸き起こるかどうかは、タイミングが命です。シーンごとに、それぞれ自分の立ち位置や、細かなセリフや動きの掛け合いを、俳優同士で確認していきます。そして今回の稽古は、SPACで独自に定めた「新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドライン」にしたがって、窓は開け払い、床や小道具などもこまめに消毒します。俳優は飛沫拡散防止ため、マスクを着用し、ピンマイクも装着。『病は気から』では、激しく動き回り、感情を爆発させて大声で叫んだりするシーンもあるので、マスクとマイク付きでの演技には、俳優たちも四苦八苦。いつも以上に息切れも。
 

▲マスクとマイクをつけて稽古をする俳優たち
 

▲動きの思い出し稽古をする阿部一徳(右)と牧山祐大(左)。とってもアグレッシブ!
 
俳優たちによる3日間のプレ稽古を経て、4日目からはいよいよノゾエさんも合流し、セットも組まれた劇場舞台での本稽古に。
まだまだ進化を遂げる『病は気から』。次回のブログも、来年1月の上演も、お楽しみに!
 
トレーラーも公開しました。潤色・演出を手がけるノゾエさんのコメント入り!

 
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秋→春のシーズン2020-2021 #2
『病は気から』
一般公演
2021年1月23日(土)、24日(日)14:00
会場:静岡市民文化会館 中ホール 
潤色・演出:ノゾエ征爾
原作:モリエール(「モリエール全集」臨川書店刊/秋山伸子訳より)
出演:阿部一徳、石井萠水、大高浩一、加藤幸夫、榊原有美、富川一人、本多麻紀、牧山祐大

★詳細はこちら
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