好評をいただいている、SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』。
ひと癖もふた癖もある人たちが登場し、出演者たちのキラリと光る個性が見どころ!ということで、制作担当・計見が味わい深い登場人物たちを舞台写真とともにご紹介しています。
さて今回は、吉植荘一郎さん演じるジャック親方をご紹介します♪
アルパゴンの家に仕える料理人兼御者(馬車を走らせる人)であるジャック親方。
登場人物全員が「嘘つき」というこの作品のなかで、本当のことを言ってしまい痛い目にあうジャック親方は、要領のいいヴァレールには「正直者がバカを見る」と言われてしまいます。
アルパゴンとクレオントの“間”に入って、親子ゲンカを仲裁するも…失敗。
仕返し!とばかりに、ヴァレールにアルパゴンのお金を盗んだ泥棒の濡れ衣を着せるも、思っていたのとは別の方向へと話は進んでいき…
「本当のこと」を言っても、「嘘」をついても失敗する、なんだか不器用な人です。
吉植さんのジャック親方は、いつもニコニコしていて朗らか、エプロン姿もお似合い。
大高さん演じるヴァレールとの力関係や、山崎さんのブランダヴォワーヌとの息のあった小ネタなど、終始笑いどころがたくさんありついつい気になってしまう存在で、不器用だけれども憎めない“良い人”感がにじみ出ています。
そして、とあるシーンでは隠れキャラとして登場し…
マリアンヌの隣に座っているのは一体誰なのか、ぜひ舞台で見てご確認を!
(制作部:計見葵)
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SPAC秋→春のシーズン2022-2023 #2
モリエール生誕400年記念/新作
SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』
2022年
11月26日(土)、27日(日)
12月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)
各日 14:00 開演
会場:静岡芸術劇場
演出:ジャン・ランベール=ヴィルド
翻訳・通訳・ドラマツルギー:平野暁人
アーティスティック・コラボレーター:ロレンゾ・マラゲラ
音楽:棚川寛子
出演:貴島豪、大高浩一、木内琴子、永井健二、ながいさやこ、本多麻紀、
三島景太、宮城嶋遥加、山崎皓司、吉植荘一郎
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