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2024年8月15日

スパカンファン-プラス2024
去年の振り返り&今年もアツい夏がやってくる!

年間を通して数々の人材育成事業を展開するSPAC。
https://spac.or.jp/project/cultivation

その中でも、オーディションで選ばれた中高生と55歳以上のメンバーが一丸となり、カメルーン出身でフランスを拠点に活躍する演出・振付家のメルラン・ニヤカムさんと一緒に芸術表現として世界に通用するメッセージを持ったダンス作品の創作に挑む「スパカンファン=プラス」では、夏休み期間のほか、年間を通して月一の定例稽古を重ねながら長期に及ぶ創作活動をしています。

中高生が夏休みの期間に入る時期は、ニヤカムさんが来日して約一ヶ月に及ぶ稽古や創作活動が行われます!中高生にとっては部活に勉強、忙しく駆け抜ける青春と共に、また、55歳以上のメンバーにとっても家庭や仕事、それぞれの予定を毎日調整しながら稽古に取り組んでいるんです!

今回は、連日の酷暑を吹き飛ばすような熱い情熱を持って世界のダンスに挑む「スパカンファン-プラス」の創作風景を、担当制作スタッフの坂中季樹が昨年の10日間のワークショップを振り返りながら紹介します。


スパカンファン-プラスのメンバーとパシャリ!

昨年の2023年8月5日(土)・6日(日)には、2019年から創作を開始し、コロナ禍を経て2022年に初演を迎えた『Rebornリボーン -灰から芽吹く-』の再演が行われ、大好評のうちに幕を閉じました。


「Reborn -灰から芽吹く-」カーテンコールの様子

幸せのダンスが静岡芸術劇場を包んだ感動の余韻も冷めやらぬ中、
その3日後には新作に向けた創作が始まりました。思い出に浸る間髪もなく新たなダンスの旅が始まります!

新作の創作開始の2日間はワークショップ形式のメンバーオーディションを行い、新作に向けての意気込みをニヤカムさんに体いっぱいの表現でニヤカムさんにぶつけます。

そうして新メンバーが決定すると、いざ怒涛のDancing Days!!!
体力・ダンス歴もバラバラ。個性あふれる選ばれしダンサーたちは、チーム一丸となって毎日ハードに身体表現を磨きます。


メンバーに表現の指導をするニヤカムさん。

2010年よりスタートしたスパカンファンプロジェクト(2019年より55歳以上のメンバーが加わりスパカンファン-プラスプロジェクトへ)でプロジェクト設立時から演出・振付を行うメルラン・ニヤカムさんはカメルーン出身のコンテンポラリー・ダンサー。現在はフランスを拠点に世界で活躍する振付家で、現在はフランスを拠点に活躍するダンサー・振付家です。
故郷であるアフリカの文化や精神性からインスピレーションを受けた振付が特徴的で、その力強くダイナミックな動きはメンバーにとっては慣れないことばかり。

さらにニヤカムさんの母国語はフランス語。言葉や文化を超えて通じ合いダンスを創作するために、一回一回の稽古に体力と集中力の全てをメンバーみんなが注ぎ込みます。


メンバーと一緒にリズムに乗るニヤカムさん。みんなと楽しい時間を共有しながら作品を作っています!

そんなニヤカムさんとメンバーたちのコミニュケーションを支えるのは、振付アシスタントの太田垣悠さんと演出アシスタントの若宮羊市さん。

太田垣さんはフランスでダンサーとしての活動経験を持ち、「スパカンファン-プラス」ではニヤカムさんとメンバーとの通訳を務めながら、ニヤカムさんの演出・振付の意図をわかりやすく噛み砕き、指導してくれるニヤカムさんの分身のような存在!
「スパカンファン-プラス」の他にも、SPACが行うアウトリーチ活動で学校や施設でのダンスワークショッププログラムの講師も務めます。
https://spac.or.jp/project/outreach


ニヤカムさんと太田垣さん。

老若男女のメンバーが、常に作品の創作に集中できるよう、和やかな稽古場を作るのも大切な仕事。
若宮さんはSPACの舞台作品に数多く出演する俳優です。メンバーの表現力を引き出しながら、「舞台に立つ体」を全員が手にいれるための強力な存在で、経験に関わらずみんなが全力でダンスに集中できる現場を作ってくれています。

若宮さんは10月から12月にかけて静岡・浜松・沼津で上演される『イナバとナバホの白兎』に出演します!
https://spac.or.jp/au2024-sp2025/index_24-25


メンバーに語りかける若宮さん。

ニヤカムさん、太田垣さん、若宮さんの協力タッグが支えながら、毎日の稽古で研鑽するメンバー達。
8月20日には、静岡県舞台芸術公園 稽古場1で一夏の稽古の成果発表が行われました。


昨年度行われた発表会の様子


新しいチームとして、初めて披露されるメンバーのダンス!
短い稽古期間でしたが、メンバー一人一人の魂が解放されているような、一つ一つの動きに表情や想いが込められています。

終演後は、SPAC芸術総監督 宮城聰からの激励も。

以降は作品の完成に向けて月一回の稽古に切り替わり、長期の作品制作が続いています。
そして今年、またSPACにアツい夏が帰ってくる!!ニヤカムさんが一年の時を超え来日をしました!


空港で日本到着を喜ぶニヤカムさん。左手には大好物のミルクティー♪

さぁ、この夏「スパカンファン-プラス」はどんな新しい軌跡を歩むのか、、、
今年その軌跡を目撃し、一緒に体感できちゃうプログラムを最後にご紹介します!

8月24日(土)、25日(日)には「スパカンファン-プラス」のワーク・イン・プログレス発表会を行います!
昨年度から1年間の時を経てさらに進化したメンバーの到達点をぜひ目撃してください!

今年度の「スパカンファン-プラス」の公演の概要は以下をご覧ください。
今年の夏は、アフリカのリズムと幸せのダンスに飛び込みましょう!!

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SPAC-ENFANTS-PLUS=スパカンファン-プラス 2024
ワーク・イン・プログレス発表会

振付・演出:メルラン・ニヤカム
振付アシスタント:太田垣悠
演出アシスタント:若宮羊市

2024年
8月24日(土)、25日(日)
各日13:30開演
会場:舞台芸術公園 屋内ホール「楕円堂」(静岡市駿河区平沢100-1)

★公演の詳細はこちらをご覧ください。
https://spac.or.jp/2024/spac-enfants-plus-2024
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