今年度の新たな事業としてスタートした「有度サロン」。芸術・思想・社会科学など、さまざまな領域で活躍する芸術家・批評家・研究者などが集い、討議を行う場「有度サロン」のスタートです。
初日の5日にまず鈴木忠志演出、三島由紀夫作の『サド侯爵夫人(第2幕)』を、舞台芸術公園「楕円堂」で観劇したあと、レクチャー、討議、翌6日には五十嵐武士氏と苅部直氏による公開講座が開催されました。苅部氏からは前日に観劇した『サド侯爵夫人』に絡めての三島由紀夫論と戦後日本論が展開され、客席からも質問、意見が飛び交いました。世代や専門分野の異なる人々が同じ舞台を観て議論をする、劇場ならではの熱い場となりました。
この「有度サロン」がこれからどんな場を創っていくのか、とても楽しみなスタートでした。