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2010年10月22日

<『わが町』のちょっといい話21>吉見亮さん(ジョー・ストッダード役)にちょっと聞いてみました

中高生鑑賞事業の初日(10月25日)まで、いよいよあと3日となりました。

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今回のインタビューは吉見亮さんです!

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Q)ご自分の役について紹介して下さい。

 A)ジョー・ストッダードという葬儀屋さんですね。生活とか人間とか、そういったものを俯瞰しているような人物なんじゃないかなと思います。だからといって聖者や坊さんではない。そういう視点を頭の片隅に置きながら演じています。

 Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?

 A)今まで3回、人の道を外したなぁと思ったことがあるんですよ。その3回の場面に戻って、自分を叱りたいですね。「お前ちょっと待て!」と。あとは4年前の三保の松原に戻りたいですね。そこで何があったかはオフレコということで(笑)。

 Q)『わが町』について一言。

 A)戯曲がすごく身近というか、一言で言えば自分が今まで読んだ戯曲の中で一番元気になりましたね。救われたというか・・・。この作品を観た人が、自分と同じような感覚になればいいなと思いますね。この戯曲の中にある、人生のしんどさとか、悲しさというものを、叙情的にならずに観客にいかに感じてもらおうかと考えています。

 「芸術公園に生っている柿は、だいたい熟れる前にカラスに食われちゃうんですよね。あの柿、もう2,3日したら食いごろじゃねえかなって目星をつけておくと、その頃にはもうカラスに食われているんですよね。」この季節になるとカラスと柿を取り合うという吉見さん。そんな吉見さんの渋い演技にご注目下さい!