シネ・ギャラリーさんとの共同企画ミニセミナー第二回「ドン・キホーテ ON MOVIE」、大楠先生にお願いして本当によかったです。大楠先生、『ドン・キホーテ』は静岡県立大学の授業でも取り上げていてよくご存じのはずなのに、このために二週間かけて岩波文庫全6巻をもう一度通読してくださったとのこと・・・。
しっちゃかめっちゃかな大長編小説『ドン・キホーテ』の内容をパワーポイントを使ってきれいにまとめてから、アメリカ、ソ連、スペイン、フランスなど、様々な国で撮られた『ドン・キホーテ』にどの場面が使われていて、どこまでが原作にあって、どこからがオリジナルなのか、など、とてもわかりやすく解説してくれます。『ラ・マンチャの男』の、ソフィア・ローレン演じるアルドンサは涙ものでした。こんなに親切で楽しい授業が受けられるなんて、県大の学生は恵まれていますね。
ドン・キホーテ関連映画、なんと47本も見つかったそうで、そのうち15本は全部見た、とのこと。本一冊くらい書けそうな内容でしたが、なんとか二時間にまとめてくださいました。
本当に贅沢な講義をしていただいて感激さめやらず、シネ・ギャラリーさんとも「ぜひまたやりましょう」というお話になりました。今後とも、映画X演劇コラボレーションにご期待ください!