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2011年1月12日

<萌目線。vol.60>出発!!

いよいよ新年一発目の公演、『ドン・ファン』が始まります!!

まずは鑑賞事業からです。

今年初公演のお客様は中学生ということで、
私たちもフレッシュな気持ちで本番をやっていきたいと思います(笑)

一昨年の初演から演出もずいぶん変わりました。

なんと新キャラクターも登場しますよ!!

初演をご覧になった方もお見逃しなく!!
私の今回の課題は、仮面といっしょにどう生きるか、です。

オマールは稽古でよく、
「それでは仮面が死んでしまってる。仮面を生かして。」
というダメ出しをくれます。

芝居をする上で当然のことだとは思いますが、
役に命を吹き込んであげないと、その役は死んでしまう。
舞台上に存在していないのと同じことになってしまいます。

仮面劇は、
自分が素面でやる演技を仮面を被ってやるだけでは駄目で、

仮面を、登場人物を生かさなければいけないんですね。

仮面と、それを被っている自分で、
物語のなかでなにができるか、
まだまだ模索中であります。

中世のイタリア・ナポリからスペインのセビリヤへ。
ドン・ファン様と私たちの旅が、また始まります!!

スガナレル役の牧山さんも、貴島さんに楽屋で髪を切ってもらって準備万端。

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皆様のご来場お待ちしてます!!

 

<萌目線。>とは・・・
SPAC新人俳優石井萠水の目線で稽古場や舞台裏の様子をお届けしています。