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2009年5月19日

カフェ・シンデレラでリーディング・カフェ開催!

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5月16日、静岡芸術劇場内カフェ・シンデレラにてリーディング・カフェを開催しました。

今回読んだ戯曲はモリエール作『スカパンの悪だくみ』。悪知恵の働くスカパンという召使が、いたずらを重ねるというお話。春の芸術祭では、スイスで活躍する人気劇団、テアトロ・マランドロがこの作品を上演します。

今回のリーディング・カフェは、特に、幅広い年齢層の方々にご参加いただきました。高校生からシニアまで、という多彩な顔ぶれです。
リーディング・カフェで驚かされるのは、皆さん、堂々と読まれることです。読んでいるうちにだんだん感情移入してきて、まるで本物の役者さながら。はじめは戸惑っていた参加者の方もお互いの読む声を聞いて、刺激を受けたのではないでしょうか。

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役になりきる、というのは年齢やその人の職業などを隠してしまいます。孫ほども離れた年齢差があ参加者同士が、いざ戯曲を読みはじめれば、現実の歳や性別と逆の役をお互いに演じています。戯曲を通して、現実を少しだけ離れた人間関係が結ばれる。堂々と読まれる皆さんの姿は、それを楽しんでいるように見えました。若者は活気溢れる人生の先輩に、先輩は瑞々しい若者に、同じ空間を共有することで、おのずと影響される、そんな集まりになりました。
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終了後の感想では、世代を超えてパワーをもらった、本を読むだけでこんなに盛り上がるとは思わなかった、声に出すのは本当に気持ちがいい、などなどとても好評です。

リーディング・カフェは来たる5月25日、リーディング・ナイトとしてパワーアップします。過激だけれどグッとくる戯曲を読もうと思っていますので、ぜひ、こちらもご注目ください!