「SPAC親と子の演劇教室」も5日目を迎えました。今日は、いつものリハーサル室ではなく、静岡芸術劇場の舞台での稽古です。
ここ静岡芸術劇場は馬蹄形の劇場で、舞台と客席を区切るプロセニアムアーチ(絵でいう額縁のこと)がないので、舞台と客席がとても近く感じられます。おまけに舞台は奥行きが深く、高さがあるので、役者は相当なエネルギーを出さないと空間に飲み込まれてしまいます。参加者のみんなは、いつもと違うこの空間で何を感じ取ったでしょうか?
[1]今日も発声練習から稽古が始まります。実際の舞台に立つと一気に緊張感が増します。舞台の上では、いつも以上に強い声を出さないと観客に届きません。みんなこのことを肌で強く感じたようです。
次のスズキ・メソッドの稽古もいつもより緊張した感じでしたが、きびきびと動けていました。やはり本物の客席を前にすると「見られる」ということを強く意識するようです。
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最後は『オズの魔法つかい』の台本を使った稽古です。
[5]今日は、冒頭の語りのセリフからドロシーといい魔女の会話まで。語りのセリフは、もうだいぶ慣れてきたようでみなスラスラと言えています。語りの前で繰り広げられる、ドロシー、トトといい魔女、マンチキンの出会いのシーンは、演出・指導の中野さんからいろいろな指示が飛び、だんだんと形になっていきました。これからの展開が楽しみです。
今日の稽古では、観客に「見られる」ということを体験できたことが一番の収穫だったと思います。次回からのリハーサル室での稽古でも、この感覚を忘れないでもらいたいと思います。
[1] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5039.JPG
[2] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5112.JPG
[3] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5090.JPG
[4] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5112.JPG
[5] http://otsukimi.net/spac/blog/wp-content/uploads/2007/oz/IMG_5151.JPG