『スガンさんのやぎ』を劇場にみにきれくれたみんな、ありがとう。
オオカミに食べられてしまうとわかっていても、自由をもとめ山へ出て行き、ゆうかんに最後までオオカミとたたかった子やぎブランケット。劇場に来たみんなの目にはどのようにうつったかな?
劇のあとにはアーティスト・トークがあったよ。7日は、演出家のジャンさん、出演したダンサーのエレナさんのほかに、お話を読んでくれた今井朋彦さんも、お客さんからのいろんなしつもんに答えてくれました。いろいろふうに見えたり、考えたりできる場面のしつもんには、ジャンさん、エレナさんがそれぞれの考えをていねいに話してくれました。今井さんは、日本語のナレーションをろくおんした時の様子も教えてくれました。お話は日本語で語られるけれど、舞台で起こっていることはいろいろにとらえることができるから、作品を作ったジャンさんやエレナさんのお話を聞けて、このおしばいをもっともっといろいろな角度からみられるようになったんじゃないかな?
トークの間、2階のホワイエでは、お絵かき広場をやっていたよ。壁にはられた大きな紙やいろいろな形に切った紙に、絵の具やクレヨンで、みんな自由にいろいろな絵を描いてくれました。
お絵かき広場 6日の完成品
お絵かき広場 7日の完成品
このかべにはられたみんなの背よりも大きな紙。気づいた人はいるかな?これは実は、舞台でかべとして使われていたあの大きな紙だよ。ジャンさんたちにお絵かき広場のことを話したら、「それはすごくいいアイディアだね。舞台で使っている紙はすごく大きくて、かき心地もいいから、ぜひこの紙でみんなに絵を描いてほしいな」といってくれた紙なんだ。エレナさんは、自分のえんじたブランケットの絵を女の子たちからもらって、にっこり。
そして7日にはお絵かき広場のとなりで、ライブペイントもありました。2009年にSPACで上演した『転校生』という舞台に当時高校生で出た、紅林大空(くればやし はるか)さんが来てくれました。
紅林さんは、ゆかに置かれた布の上にはだしで立ち、指先や手のひらを使って、いろいろな色をあちこちにだいたんにぬっていきます。初めのうちは、ピンクや空色の水玉がぽつぽつと、何をかいているのか、みている人にはわからないけれども、最後にはこんな作品が完成しました。
紅林大空さんのライブペイント 完成!!
今回の舞台の美術をたんとうしたステファヌさんの絵に負けないくらい、紅林さんの絵もインパクトがあるね。
以上、『スガンさんのやぎ』の終演後の様子をお伝えしました。
『スガンさんのやぎ』観劇感想文&感想画 大募集!!(8/21(日)しめきり)
さて、今回『スガンさんのやぎ』をみたみんなからは、感想画・感想文を大ぼしゅうしています。
舞台のいんしょうに残ったシーンをかくのももちろん、それ以外にも、やぎのブランケットがいなくなって家にひとり残されたスガンさんの様子や、一番こわかったシーンをみている時の自分やお友達の顔を、想像してかいたっていいよ。劇場に『スガンさんのやぎ』というおしばいをみに来て、自分の頭の中にうかんできたものや、おしばいの感想を家族やお友達と話している中でわき出てきたものを、自由に絵や言葉にして、SPACに送ってね。みんなからのすごい絵や作文を楽しみにまっています。もちろん大人もおうぼできるよ。
夏休みもあと残り半分くらいかな?いっぱい遊んで、楽しい夏休みをすごしてね。 そしてまたいつか劇場に遊びに来てね。
あっ、そうだ、今度の日曜日にはシアタースクール発表会『モモ』があるよ。 みんなより少しお姉さんお兄さんくらいの小学6年生から、高校2年生の45人が、夏休み中SPACに通って、たくさん練習して作った舞台だよ。こっちもきっと楽しいはずだから、ぜひみに来てね。