昨日より、「鳥の演劇祭4」(鳥の劇場主催)参加公演のため、現在SPAC『王女メデイアチーム』は鳥取に来ております。
今回は鳥取市鹿野の役場裏に特設された野外劇場での公演、超炎天下、まだまだ残暑が厳しい鳥取です。
屋根のない劇場での仕込みで河沿いに位置し、麦わら帽子の現地スタッフさんたちがとてもよく似合う劇場での『王女メデイア』、SPACスタッフは二日間ですっかり真っ黒になってしまいました。
舞台と客席がこれまでにないほど近い劇場での『王女メデイア』、私たちもどんな公演になるのかとても楽しみです。なんといっても河を挟んで劇場の向こう側にはトラクターが見えてるんです!(本番は19時からなので暗いため見えないかもしれませんが)
しかも河の土手にはたくさんの虫が生息し、本番中もずっとなき続けています。SPACの野外劇場「有度」よりもその数は多いようです(!)
そして、すぐ近くには民家も。。。ご協力ありがとうございます。
昨日は、野外劇場から少し離れた「鳥の劇場」にて、演劇祭の記者発表会も行われ、SPACからは宮城芸術総監督と出演者2名も参加しました。SPACでも夏休みに上演したフランス『スガンさんのやぎ』のメンバーも今鳥取にいるんです。
静岡と同じように、いえ、首都圏からの距離を思えば、さらに演劇に親しむ人口が少ないと予想される、鳥取県の「鳥の劇場」ですが、中島諒人芸術監督のもと、オリジナル作品の創作活動と共に鹿野町という地域に根ざすことを目指した積極的な働きかけや、子どもから大人まで幅広い層に向けた企画やプログラムの取り組みで知られます。
同じ地方の劇団/劇場であるSPACが、ここ鳥取の公共劇場「鳥の劇場」主催の演劇祭で公演を行うことが、地域間の新たなつながりの第一歩となるよう、そして野外劇場で鳥取の観客の皆様に静岡SPACの作品を大いに満喫してもらえますように!
この青空が本番までもつことを祈るばかりです。(しかし、天気予報では明日(公演前日)はさっそく雨!?)
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野外劇場でのスタッフ作業には「水」が欠かせません
各会場が離れているので、移動には自転車が欠かせません
「鳥の劇場」周辺の町並み