昨夜は「Shizuoka春の芸術祭2007」のプログラムの一つ、演劇講座の第一回目が開催されました。オープニング演目でもある『マクベス』の舞台稽古見学を中心に、見所などを紹介する1時間半です。高校演劇部の生徒、体験創作劇場参加者などのメンバーを中心に46名が参加しました。
劇場での質疑応答では、高校生から出演俳優に「どのようにして役になろうとしていきますか?」との質問が。舞台稽古でもマクベス夫人役を演じた寺尾惠仁(第七劇場)が、「そもそも自分がマクベス夫人を演じることは、性別の上でも距離がある。だから女らしくとか、16世紀の人物らしくとか、マクベス夫人らしく演じようということではなく、現代に生きる自分がこの言葉を使って、いかに客席に伝えられるか、説得できるか、ということを目指して演技を考えています」と返答。舞台に立つ先輩からのアドバイスでした。
億土点演出の『マクベス』の全貌が少しずつ明らかになっていく中、本番がとても楽しみです。新世代の出発にふさわしいこのオープニング作品、みんなで見に来てくださいね。