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2007年4月14日

嵐の後に・・・

昨日の雨から一転、今日は気持ちのいいお天気です。事務所からの富士山の眺めも最高です。

私たち制作スタッフは、「Shizuoka春の芸術祭」のチケット受付や広報、営業活動などに追われておりますが、SPACの俳優陣はというと、劇場のあっちこっちで所狭しと稽古をおこなっています。

昨日は打楽器奏者の高田みどりさんが来静し、6月30日に静岡芸術劇場で上演される音楽パフォーマンス「羯諦羯諦(ギャテイギャテイ)行く者よ、去り行く者よ」の舞台稽古を行いました。この作品は、7月にモスクワ(ロシア)で開催されるチェーホフ演劇祭で、日本の舞台芸術として、SPACの「ディオニュソス」と二部構成で上演されます。その2作品の舞台転換も含めての稽古を行いました。

一方、リハーサル室では、新作「サド侯爵夫人」の稽古。まだまだ始まったばかりですが、女優たちの競演が楽しみです。

そしてそして、舞台芸術公園では、「Shizuoka春の芸術祭」のオープニングを飾る無名十大劇団合同公演「マクベス」の稽古中。野望を持った若手小劇団の精鋭たちが創り上げる「マクベス」。いよいよ舞台装置の建て込みが始まり、全貌が見えようとしてきています。普段はそれぞれの劇団で、演技スタイルも違う俳優たちが、若いパワーを結集させて、エネルギッシュに舞台を創っています。

 嵐が過ぎさった後には、本格的な春の訪れが感じられます。間もなく始まる「Shizuoka春の芸術祭」も、静岡に嵐を巻き起こすような盛り上がりを見せることができればと思っています。