11月21日、浜松大平台高校へ、
先日朗読とピアノの午後でも公演した『ロミオとジュリエット』をお届けに行ってまいりました!!
会場は学校にある演技実習室というスタジオのような教室で、
照明設備があったので、元・照明さんの制作部舞ちゃんに明かりを作ってもらいました。
蛍光灯を消したら、教室は一気に小劇場の雰囲気に。
3時間目のチャイムが鳴って開場!
生徒たちや先生方をお迎えし、
本番一回目。
休み時間に次のクラスと入れ替わってもらって、
本番二回目。
みんなはじめのうちは戸惑いつつも、大岡さんの合いの手的な解説に笑いながらとても集中して見てくれました。
昼休みには、集まってくれた生徒たちとご飯を食べながら、直接感想や質問を聞いたり。
「どうすればあんな声が出るようになるんですか?」というような質問に永井王子が答えていて、俳優や声優に憧れている生徒たちが真剣に聞いていました。
私は5年前に大平台高校の定時制を卒業した。
色んな事情で小学校中学校に通えなかった子たちや、家族や自分の生活支えるために働きながら通っている生徒がほとんどの学校です。
時間の融通がきくし自由が多いぶん、私がいたころは、入学しても卒業できるのは1/3と言われていました。
事情を抱えて辞めていった同級生も何人もいますが、
子育てしながら勉強したり、在学中に就職したり、がんばって卒業した仲間もたくさんいます。
今回の主張公演が、母校の後輩たちにとって将来の選択肢をひろげたり、
演劇と出会ったことによって毎日の授業が楽しくなるようなものになったなら嬉しく思います。
もちろん鑑賞事業で静岡芸術劇場へ観に来てもいただきたいですが、
それが難しい学校には、私たちが出張していく公演も、これから続けていきたいと思ってます!!
<萌目線。>とは・・・
SPAC新人俳優石井萠水の目線で稽古場や舞台裏の様子をお届けしています。
GREEでもブログ更新中。