暖かくなったと思ったら寒い雨が続いたりと天候不順のGWですが、SPACは県内各所で「旅」があり、鈴木忠志前芸術総監督の「シンデレラシンデレラ」ありと、SPACは連休も盛りだくさんです。
さて、県下東海道22宿をリーディング・カフェで廻ろうと、2年かけて行って来た「SPAC芸術街道★リーディング・カフェ・ツアー」ですが、先月4月28日、おかげさまで無事ゴールインいたしました。
思い起こせば2010年4月22日、三島のギャラリーエクリュの森を皮切りにスタートし、
(今年の春も5/15(火)18時から「ペール・ギュント」で開催!)
それから2年、県内外で100回以上開催したリーディング・カフェ・ツアーですが、ようやく県下の東海道22宿での開催を達成いたしました。
晴天の日坂川坂屋さんには、世話人の片岡先生はじめ、
掛川市役所の職員さん(イケメン含む)や、近隣のボランティアの方々を中心に、お手伝いの方々が慌ただしく準備をすすめてくれておりました。
会場の「川坂屋」さんは、江戸時代から続いていた旅籠跡で、
かの剣豪で書の達人、山岡鉄舟先生や、西郷弟の従道どんなど、歴史上の人物の書があったり、幕末の英雄のあの人やこの人も宿泊したのではないか…との噂ものぼる旅籠です。
建物の内部は、当時の姿を色濃く残し大変風情のあるお部屋の数々。
よくここまで奇麗に残ってたな…って感じの建築物です。片岡先生はじめ、川坂屋の会の皆様がたのご苦労がしのばれます。
ちなみに土日は無料開放しているそうですが、
この建物、リーディング・カフェの前には、外国の政府要人の会談に使われたのみだとのこと。
14時前に参加者の方々も続々とつめかけ、掛川市の市長夫人、教育長夫人、市議県議経験者の方々、男女共同参画の婦人団体SOWSの会の藤井さんがお声がけくださり、セレブなご夫人の皆々様方、文化に感心のある素敵なお兄様も二人ほどおみえになり、はるばる湖西市からは新居宿の芸者置屋「小松楼」をまちづくり交流館として復活させた寺田さんも見えられ、活気のある会となりました。
日坂の良さをということで、世話人の大井住職から採れたてほやほやの、甘〜い新茶が振る舞われました。
「ペールギュント」の本をわざわざ購入したり図書館で借りて勉強してから参加してくださった方もいて、さすがは「生涯学習都市」掛川の心意気に触れた気分がしました。
元演劇部の顧問や民話劇を創ってた方もおり、みなさま和やかにペールギュントの物語の世界に浸りながら世紀の名作を読み進めていきました。
しかし、22宿の訪問を達成したからといって、リーディング・カフェの活動も終わるわけではございません。
東海道22宿2巡目突入ということで、
5月は7日19時、但沼の東壽院からスタートです。
http://spac.or.jp/news/?p=5140
12日からは東京に、19日からは関西に、そして27日は愛知豊橋にも伺います。
その前に…SPACのGWは、イタリアからきた話題の自転車集団の公演、3日修善寺、4日掛川市横須賀、5日静岡空港、そして6日はエスパルスドリームプラザでいずれも14時から開催されます。
http://spac.or.jp/f12lisboa.html
また劇場では、4日から6日まで、SPAC初代芸術総監督鈴木忠志氏が、はじめて親子で楽しめる演劇として世に問う最新作、「シンデレラシンデレラ」がいよいよ衝撃の上演です。
http://www.granship.or.jp/audience/event.php?id=340
今年のGWをさらに充実したものにするために
SPACのイベントにぜひいらしてくださいませ!