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2008年10月27日

清水ハムレット極楽ツアー(日帰り温泉割引情報つき!)

清水ハムレット極楽ツアー(日帰り温泉割引情報つき!)

みなさんご存じのように、静岡は『ハムレット』ゆかりの地でもあります(ご存じない方は至急、SPAC秋のシーズン『ハムレット』 [1]・『新ハムレット』 [2]のページをご覧下さい!)。というわけで、静岡のハムレットの足跡を訪ねて、昨日清水・三保の松原にある三保園ホテル [3]に行ってまいりました。

1941年、太宰治はこのホテルで『新ハムレット』を執筆いたしました。当時としてはかなりハイカラな、洋館風のホテル。静岡市内で数少ない、源泉掛け流しの温泉で知られています。今回は日帰り温泉を試してみました。

さっそく大浴場に足を踏み入れてみると、ミネラル分で黒ずんだ床に期待をそそられます。体を洗って、秋風に凍えながら板敷きの床をくだっていくと、奥には隠れ家風の露天風呂が。「天女の湯」だそうです。黄色く濁り、少しとろみのある、やさしいお湯。海に近いせいか少し塩気があって、ちょっと浮きます。湯温もちょっとぬるめで、ゆっくりつかっていると内側からぽかぽかとしてきます。湯から出ると海風がさわやかで、ひさびさに胸の奥まで、いい空気を吸った気がします。ごくらくごくらく。

ちなみに男湯には一つ、ちょうど肩胛骨の間のツボにはまる岩がありました。男性の方はぜひ探してみてください。

極楽ついでに、「美味なるものの饗宴 [4]」でおなじみの清水・なすび総本店 [5]で「街道一のまぐろ首領(どん)」を食べてきました。その場でぐつぐつ煮立ててくれる漁師風磯汁は絶品で、清水港水揚げの赤身とトロ、静岡のおろしたてワサビ、煎り胡麻とアサツキでつくるまぐろ丼は大満足です。「美味なるものの饗宴」セット券でお召し上がりの際には、これに1ドリンクが無料でつくとのこと。

天女の入った湯につかって、清水であがった魚を食べて、という生活をしていたら、なかなか「生きるべきか死ぬべきか」なんていう台詞は出てこなそうです。太宰は三保の松原で何を悩んでいたんでしょう?

・・・と思ったら、ぜひみなさんも「清水ハムレット極楽ツアー」を試してみてください。

三保園ホテル様のご好意で、『新ハムレット』の公演がある12月20日・21日にフロントで「『新ハムレット』見ます/見ました」といえば、日帰り温泉通常1,000円のところ、500円になるそうです!

[1] http://spac.or.jp/08_autumn/hamlet.html
[2] http://spac.or.jp/08_autumn/hamlet_dazai.html
[3] http://www.mihoen.jp/
[4] http://spac.or.jp/08_autumn/culture.html
[5] http://www.nasubi-ltd.co.jp/honten/index.html