ブログ

2014年2月21日

真夜2014【12】 出演者インタビュー 耳が悪い精:若宮羊市

『真夏の夜の夢』の出演者インタビュー、
第5回は妖精「耳が悪い精」を演じる若宮羊市です。


耳が悪い精:若宮羊市(わかみや よういち)
東京都出身 A型

–耳が悪い精はどんな精ですか?
 見た目は、頭の部分が耳になっていて、佐藤ゆずさんが演じるもうひとりの「耳が悪い精」とペアになっています。名前は「耳が悪い精」ですが、特別に耳が悪い演技とかはしていません(笑)


<耳が悪い精(左:若宮羊市、右:佐藤ゆず)>

 というのも、妖精たちは、いわばコロスやアンサンブルという集団になって何かをする役目を担っているので、個々で何かするというよりも、妖精全体で、お客様に何かが見えればと考えています。そういう意味では、妖精たちの最初の登場で、衣裳をはためかせたり、体の動きで、風を表しているところは、ひとつの見せどころだと思います。風という、目には見えないものを見せるのには一番ビビッドなシーンで、人間の目に見えない妖精がここに存在するということを象徴的に表しているのではないかと思います。


<木の上にいる耳が悪い精・若宮(左端上)>


<妖精大集合! 耳が悪い精・若宮は左から2番目>

–『真夏の夜の夢』で一番好きなシーンは?
ラストシーンです。シェイクスピアの原作では最後にパックがひとりでお客さんに向けて言う台詞を、野田さん潤色のSPAC版では、人間役や妖精の王・女王、悪魔メフィスト役の俳優たちが、みんなで節をつけて声をそろえて言います。この口上で、シェイクスピアの原作と野田秀樹さんの潤色が、最後の最後で完全にひとつに重なるような気がして素敵だなと思います。僕は、このシーンは舞台奥で演奏を担当しているのですが、後ろから見ていて、ほとんどもうお客さんのような感覚で感動しています(笑)

~~~~~~
若宮の2011年初演時のインタビューはこちらで読むことができます。

SPACでは、毎公演後、出演俳優とお客様が直接交流できる
「カフェ・シンデレラで逢いましょう」を開催しています。
舞台を終えたばかりの俳優に、直接感想を伝えたり、質問をしたり、
観劇の思い出に一緒に写真を撮ったりできる場です。
ご観劇の際は、是非こちらにもお立ち寄りください。

真夜2014ブログでは、読者のみなさんからも
出演俳優へのご質問を大募集しています。
あの俳優にこんなことを聞いてみたいという質問がございましたら、
是非お寄せください!

応募先はこちら↓
mailあっとspac.or.jp ※【あっと】は【@】にかえてください。

件名を【真夜ブログインタビュー質問】とし、
質問内容と誰への質問かを明記して、お送りください。

ご応募お待ちしております!!