『真夏の夜の夢』出演者インタビュー、
第10回は、割烹料理屋ハナキンに出入りする業者、
「酒屋」を演じる春日井一平です。
酒屋:春日井一平(かすがい いっぺい)
静岡県島田市出身 B型
–春日井さんが演じる酒屋の魅力を教えてください。
酒屋ひとりを、ピンで取り上げるというよりは、酒屋も含めた出入り業者たちのくだらなさが魅力ですね(笑) 酒屋は、割烹料亭ハナキンの出入り業者の氷屋、豆腐屋と、それからハナキン従業員の下足番と仲居で、芝居の練習を森でします。そこで彼らは、本編の流れからすると、あってもなくてもいいような(笑)、本当にくだらない小ネタを大真面目に連発します。
–『真夏の夜の夢』で一番好きな台詞は?
業者たちが芝居の練習をしている時に、下足番の福助さんが言う台詞でしょうか。
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うわ、氷屋さんが灰皿になっちまったぞ!
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そんなわけないだろって(笑)そんなくだらないことを言えるのが、業者たちなんだなと思います。えっ!?って衝撃を受けた台詞です。春日井なに言ってんだって思われちゃうかもしれないけれども(笑)
<稽古風景 左から柳田幸則(豆腐屋)、加藤幸夫(氷屋)、春日井一平(酒屋)>
–春日井さんは野田秀樹さんの戯曲に、とても思い入れがあるとお聞きしましたが・・・
はい。僕は高校から演劇を始めて、大学でも演劇サークルに所属していたんですが、3年の時にサークルから劇団を立ち上げて、十数年活動してきました。その劇団の第1回公演が、野田秀樹さんの『贋作 罪と罰』でした。大学在学中は野田さんの戯曲が大好きで、気のきいた台詞とテンポの良さは、本で読んでいるだけでも、実際に演じてみても面白いと感じていました。若い頃にテンションだけで全て乗り切るかのようにやっていた(笑)野田さんの芝居に、今回こういうかたちで、年月を経てもう一度向き合えるのはすごくうれしいです。
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ご好評をいただいている『真夏の夜の夢』ロングラン公演、
平日の中高生向けの鑑賞事業公演は3月14日まで続きます。
中高生鑑賞事業公演は、一般の方もご観劇いただけます。
また、3月10日(月)には平日の夜公演(18:00開演)もありますので、
まだ観ていないという方、もう一度観たいという方、
どうか、お見逃しなく!
★公演詳細、中高生鑑賞事業公演の日程は、こちらからご確認ください。