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2014年5月11日

《まるふレポート7》 マハーバーラタ~ナラ王の冒険~

『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』 5月3日 観劇感想

「マハーバーラタ、神々との対面に際して」

昼の暑さも和らいで涼しくなってきた16時過ぎ、私は舞台芸術公園に到着しました。
早々に着いたつもりが、開演1時間前にして賑わう園内。一体何人が『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』 を観るのでしょう。
いよいよ、入場前の整列。空はまだ明るくあれど、薄雲に隠れて日がどこかはわかりません。
入場後、ほどなくして開演しました。
野外劇場です。空は薄い白、木々は新緑。そして舞台に現れた神々と語り部は、真っ白でした。
この白は日が暮れるにつれてその光を強めていくことになり、舞台上はいっそう神々しく輝きます。

さて、私の中には神々の服は絢爛豪華だというイメージがありました。しかし、このイメージはあまり当てになりませんね。何しろ私は神々に対面したことがありませんから。ですから今夜は一つのファーストコンタクトになりました。こんばんは はじめまして、神様!おこがましい発言になりますが、神の一部にすこしでも触れることができていたらいいなぁと思います。

後から聞いた表現をお借りすれば、神話の絵巻物を読んでいるような心地で…広い舞台を一心に見つめ(瞬きを忘れてコンタクトがはずれかけました)、私たちまで神々の祝福を受けたような満足感と共にマハーバーラタは幕を閉じました。

幸福感でふらふらと、終演後のフェスティバルbarにも参加!これは是非また機会があれば皆さん行くべきです。美味しいお料理と、何より素晴らしい方々にお話を聞く機会があります。
そこで聞いたお話によると…アヴィニョン演劇祭でも上演される『マハーバーラタ ~ナラ王の冒険~』 、さらに絵巻物感が増すような舞台になる予定だそうです!どんどん変化する、これも舞台の魅力の一つなのかなと思いました。

(まるふ2014執筆クルー 立野)