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2015年9月16日

【王国、空を飛ぶ!】舘野百代がリーディング・カフェに登場します!

舞台は夢』はげきとも(中高生鑑賞事業)公演が開幕し
9月23日の一般公演初日も間もなく!…ですが、

SPAC秋→春のシーズン#3『王国、空を飛ぶ! ~アリストパネスの「鳥」~』は、
稽古がひと休みしている間にリーディング・カフェを開催いたします!

アリストパネスの『鳥』を、SPAC文芸部の大岡淳が全編リメイクした
今回の台本が、初めて皆さんの目に触れることになります…!

ナビゲーターは『王国~』出演者の舘野百代。

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8月には稽古場で1、2を争うパワフルな演技を見せていた舘野さんが
リーディング・カフェのナビゲートをするのも、今回が初めてです!

今回は、原作であるアリストパネスの『鳥』と大岡版との両方をご紹介しますので
より深く作品を味わっていただけるはず。

原作もものすごく興味深く、面白いのですが、
当時の時代背景があってこそ笑えるネタや風刺も織り交ぜられていて
知識がないとちょっと分からないな…というところもちらほら。

でも、そんな部分も、大岡さんによる脚本で!
現代に置き換わっていますので!
私たちのよく知っている、あれやこれやの時事ネタになって登場するのです。

photo2
▲ 歌のシーンも盛りだくさん。舘野さんのソロもあります…☆

稽古が白熱すればするほど、稽古場にいる全員の笑いが止まらなくなる、
という現象が毎日のように起きていた『王国、空を飛ぶ!』。
約2500年前、アリストパネスと同時代の人々がドッと笑っていたのであろう『鳥』が、
いまを生きる私たちにとっても、
紛れもない「喜劇」として、身近に感じられるようです。

リーディング・カフェの会場はどちらも静岡市内で、
9月19日(土)19時の回は呉服町のTENYNEOさん、
そして9月20日(日)14時の回は中勘助文学記念館さんです。

TENYNEOさんは「雑貨の動物園」とも呼ばれている通り、
動物をモチーフにしたかわいい雑貨がずらりと並んだお店です。
欲しいものがありすぎて私はよく店内を何周もしてしまうのですが
あんなおしゃれな動物モチーフの雑貨に囲まれながら
愉快な鳥たちがたくさん登場する物語を読むなんて
想像するだけで楽しい時間です!

中勘助文学記念館さんは、静かな重みを感じる空間。
緑に囲まれたやさしい空気の中で
『鳥』が上演された紀元前414年のギリシアに思いを馳せる、というのも
なかなか不思議な体験になりそうです。

私が今年の始め頃に記念館に伺ったときは、
スタッフの方がとても丁寧に説明をしながら展示の案内をしてくださいました。
リーディング・カフェと合わせて、記念館の展示もぜひゆっくりとお楽しみください。
(個人的には、『鳥』と『王国、~』を読む前の方が
中勘助さんの世界に浸りやすいかと思います…!)

リーディングカフェの詳細はこちらから。
ご予約はSPACチケットセンター(TEL.054-202-3399)へどうぞ。

ご参加お待ちしております!
 
『王国、空を飛ぶ!』制作担当
中野三希子

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​10~11月 SPAC新作
『王国、空を飛ぶ!~アリストパネスの「鳥」~』
脚本・演出:大岡淳  原作:アリストパネス
静岡芸術劇場
◆公演の詳細はこちら
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