10月21日の前夜祭企画も熱いトークとパフォーマンスで盛況に終了し、
(お越しいただいた皆様、ありがとうございました!)
中高生鑑賞事業の開幕も間もなく!の『王国、空を飛ぶ!』。
本日は、所狭しと楽器が並ぶ演奏ブースよりお届けします。
この一角から生演奏で作品を支えてくださっているのは、
「朗読とピアノの午後」などでも大岡やSPAC俳優とのコラボレーションでおなじみ、
今回音楽監督を務められている渡会美帆さんと
SPAC初登場となるパーカッションの永井朋生さん、フルートの渡部寿珠さん。
一度聞いたらしばらくは頭の中でぐるぐる回る合唱曲、
繊細に流れる美しいメロディ、
可愛らしい音の数々、
迫力のリズム、
えも言われぬ不思議な音階(ここには秘密があるのですが)、
そして歌謡曲調のこってりしたソロ曲…
いろんな音楽が生み出されている『王国、空を飛ぶ!』。
俳優が歌い、
俳優の演技が音楽で彩られ、勢いを増し、
時には笑っちゃうような効果音が生音で加えられ、
なんとも楽しく進んで行きます。
渡会さんファンの皆さんには、期待通りのメロディもあれば、
普段の渡会さんからは想像もできない驚きの楽曲も登場するはず。
何種類も何種類もある楽器を目まぐるしく鳴らす朋生さんの演奏姿は
まさにひとつのパフォーマンス。
(ちなみに『王国』チーム、永井朋生・永井健二の2人の永井さんがいます。)
前夜祭でも大岡との即興パフォーマンスを披露したフルーティストの渡部さん、
フルート以外もいろいろ吹いています(!)。
三人の奏でる音楽の豊かさと面白さに、気持ちはワクワクするばかり。
早くお客様にもお聴きいただきたい…!
渡会さんには、11/15(日)のアーティストトークにご登壇いただきます。
ゲストは音楽評論家・思想史研究者の片山杜秀氏。
今回の音楽についてたっぷり話を聞きたい!という方、ぜひお越しください。
そして…
演奏ブースの中から眺める舞台はこのような景色。
はて、この枝のようなものたちは…?
(写真奥では美術スタッフが作業中です。)
舞台美術も…早く……ご覧いただきたい………。
中高生鑑賞事業はなんと、もう明後日開幕。
一般公演の初日まで、ちょうどあと1週間です。
パワフルで、愉快・痛快な喜劇、『王国、空を飛ぶ!』。
約2500年前の風刺劇が現代に蘇る瞬間を、どうぞお見逃しなく!
制作部 中野三希子
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10~11月 SPAC新作
『王国、空を飛ぶ!~アリストパネスの「鳥」~』
脚本・演出:大岡淳 原作:アリストパネス
静岡芸術劇場
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