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2015年10月30日

【王国、空を飛ぶ!】 いよいよ開幕!

『王国、空を飛ぶ!』、10月26日(月)に
中高生鑑賞事業公演の幕が上がりました!

初日のあとは怒涛の2ステージ上演の日が続き、
中高生の皆さんの、連日の大笑い大盛り上がりを嬉しく思いながらも

バサバサバサーーーーーッ

と、鳥たちが飛び去るかのような早さで過ぎていく毎日。
あっという間に週末を迎え、明日はいよいよ一般公演の初日を迎えます。

舞台を早く劇場でご覧いただきたいところではありますが、
わたくし、もう我慢できません。
「発見の会」の深川信也さんによる舞台美術のラフスケッチ をここでご紹介します!
このデザイン画がどのように実際に舞台上に現れているのか、
どうぞ楽しみに劇場にお越しくださいませ。
*舞台美術の制作風景レポートはこちら

さあ、まずは
人間社会を逃げ出したサラリーマン2人が
元は人間だった一羽の鳥「ヤツガシラ」に導かれてやってくる森のシーン。

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ヤツガシラの呼びかけで鳥たちが大集合し、
この舞台の中に勢ぞろいするシーンはまさにファンタジー。
でもこの鳥たち、見た目は可愛くても中身はけっこう ○☆#×*■ です。
そんな鳥たちを包み込む森の風景… 皆さんにはどう見えるでしょうか?

さらに、

鳥の国のシーン!

地上の人間界と、天上の神々の国との間に
主人公のサラリーマンたちと鳥たちとが建国した、
空に浮かぶ「理想郷」です。

ここに人間界からの移住を希望する人々が次々と現れ
天上界からは使者である神々がやってきて、

……。

いろいろ起きます。

ネタバレになるのであまり言えません。すみません。

実際の舞台美術は、デザイン画の時点からさらに進化し
迫力と魅力を増した姿で皆さんの前に登場します。
その舞台美術の中でひたすらに炸裂する俳優たちのエネルギー、
そして響き渡る歌や音楽とあわせて、たっぷりと味わっていただければ幸いです。

さあ、
鳥たちによる民主主義国家の行方はどうなる、
満員電車での通勤生活から抜け出した鈴木(主人公)はどうなる、
ギリシア喜劇が原作の作品の主人公のわりにかなり親しみやすい名字だぞ主人公、
ていうか誰が演るんだ鈴木、
そしてもう一人のサラリーマンの名前は何なんだ、
あなたが好きなあの俳優さんはどんな鳥を演じるのか、
ミュージシャンチームはいったい全部でいくつの楽器を演奏しているのか、

その答えは全て、劇場にあるの、だ ――――――!!!!

……皆様、ご来場お待ちしております!!!

(楽器の数は、ご来場いただいただけではきっと分かりません。すみません。
ぜひ終演後にカフェ・シンデレラでミュージシャンたちに話しかけてみてくださいね!)

制作部・中野三希子

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​10~11月 SPAC新作
『王国、空を飛ぶ!~アリストパネスの「鳥」~』
脚本・演出:大岡淳  原作:アリストパネス
静岡芸術劇場
◆公演の詳細、アーティストトークなど関連企画の詳細はこちら
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