ブログ

2016年3月21日

『イナバとナバホの白兎』~新作誕生までの道のり~vol.3

★SPACの活動を支えてくださるボランティアメンバー「SPACシアタークルー」のみなさんの視点による稽古場レポートをご紹介します!
(写真:SPACシアタークルー平尾正志)

<SPACシアタークルー稽古場潜入レポート>

ブログ用4

台本片手に俳優が演技の練習をしているのだろうと思いきや、何と台詞を一から俳優達が創る……?思いがけない創作活動に出くわした。その様子はまるでジャズセッションを見るような、4ビートのリズムを共有しそこへ台詞を重ねて行く。声もある意味1つの楽器と捉えれば納得。
今回は男声パート見たが、女声パートそして混声へリズムもワルツ?いや8ビートのロック?へ変わって行くのだろうか……分かりにくさが妙に魅力的だ。

(文:SPACシアタークルー平塚敬子)

ブログ用2

**********************

3月16日午後6時30分、『ロミオとジュリエット』の最終公演を終え、ばらしの始まった舞台を横目に、エレベーターで芸術劇場の6階にある『イナバとナバホの白兎』の稽古場に入りました。リハーサル室では、ロミジュリに出演していた俳優を除く20人以上が、男組と女組に分かれ、円陣を組みワイワイガヤガヤ…

ブログ用1

三島景太さんはなぜか、カタツムリの目ん玉のような棒を振り回しながらの振り付け中。今回の芝居は、俳優が台本を考えていると聞いていたので、どうやらそのためのお話し合いのようでした。制作の仲村さんから舞台美術の説明を聞いていると、演出の宮城さん入室。若干ピリピリ! 演出席に座ると、それぞれのグループに進捗状況を確認し、男組の稽古発表が始まりました。

ブログ用3

ひとつの台詞をたくさんの俳優が折り重ねるように語り、まるで言葉たちが踊っているような不思議な一場でした。まだ舞台装置や小道具などもない素の状態での稽古でしたが、それだけにあと1ヶ月でこの芝居がどのような舞台になっていくのか、とても楽しみです。お疲れさまでした。

(文:SPACシアタークルー松本孝則)

=============
ふじのくに野外芸術フェスタ2016
フランス国立ケ・ブランリー美術館開館10周年記念委嘱作品
『イナバとナバホの白兎』
5/2(月)~5(木・祝)
駿府城公園 紅葉山庭園前広場 特設会場
◆公演の詳細はこちら
=============