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2019年7月2日

イナバとナバホの白兎/パリ日記2019(2)

SPAC文芸部 横山義志
2019年6月14日(金)

 
午前9時劇場入り、顔合わせ。

仕込み。ボールチェーンがついたS字形のフレームカーテンレールを上下させるためのモーターが昨日から故障していて動かないという。手動で下ろしてから作業。

楽屋に「おかえりなさい!」と書かれた、2016年公演時の集合写真を飾ってくれている。
おかえりなさい

劇場担当のアンヌ・ベールさんと、今シーズンのプログラムについてうかがう。他にマダガスカル、インド、インドネシア、メキシコなどの作品がプログラムされている。ケ・ブランリー美術館はヨーロッパを代表する建築家の一人ジャン・ヌーヴェルの設計。このクロード・レヴィ=ストロース劇場はかなり珍しい構造で、すり鉢の底に舞台があるような形になっていて、舞台の奥にも客席があり、その向こうにはジャングルのような庭園が見える。2006年には植えたばかりだった木々が、今ではすっかり大きくなって生い茂っている。マダガスカルの村の祭りで上演していたような作品も、この劇場では違和感なく上演できて、フランス在住のマダガスカル系の方たちが多数いらしていたという。

午後10時退館。
 
『イナバとナバホの白兎』パリ公演
Le lièvre blanc d’Inaba et des Navajos

日時:
2019年
6月19日(水)20:00
6月20日(木)20:00
6月21日(金)20:00
6月22日(土)18:00
6月23日(日)17:00

会場:
フランス国立ケ・ブランリー美術館 クロード・レヴィ=ストロース劇場
Le musée du quai Branly, Théâtre Claude Lévi-Strauss

*ケ・ブランリー美術館ウェブサイトでの公演案内はこちら(仏語のみ)