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2022年11月4日

SPAC演劇アカデミー 9月、10月の授業レポート!

前回のブログでは、夏に行われた特別授業の様子をお伝えしました。
今回は、9月、10月の授業の様子をレポートします!

 
【「教養の書」を読む】
『華氏451』や『もののけ姫』の映像を見ながら、楽しく教養について学んでいます。たくさんの映画が「教養の書」に登場するので、映画の知識も身につきます。また、本文中に「規矩」のような難しい単語が出てきても講師が分かりやすく説明してくれるため、内容を理解して読み進められています。10月から第Ⅱ部に入り、映画『トゥルーマン・ショー』、『マトリックス』などの例から、教養を身につけるために必要なことを講師とともに考えています。


 
【小論文】
「自由であるが故の息苦しさ」、「大人になるとかくれんぼうをしなくなる理由」などのテーマについて考え、文章を書き、発表しています。難しいテーマもありますが、講師の大岡が事前に書き方のヒントや参考資料をアカデミー生に示してくれるため、自分自身の考えを表現した文章を書くことができます。また、文章を書いた後もアカデミー生の文章に合わせたフィードバックをもらえるので、自身の考えを書きつつ、構成がしっかりとした文章の書き方を学べます。


 
【ミュージカル映画で学ぶ英語】
10月16日の授業ではニューヨーク在住の池田真紀子が来てくれました!英語でシアターゲームをしたり、『RENT』の舞台でもあるニューヨークの様子を聞いたりしました。『RENT』ではLGBTや人種差別について描かれているため、ニューヨークでのLGBTの人々の様子や人種間の違いについて聞いていました。普段の授業では、「RENT」、「Life Support」の2グループに分かれて台本の和訳をしたり、みんなで英語台本の読み合わせを行ったりしています。


▲英語でシアターゲームをしている様子


▲ニューヨークでの生活について池田から聞いているアカデミー生
 
【実技】
三島由紀夫の『葵上』、『三原色』、『卒塔婆小町』、三好十郎の『詩劇 水仙と木魚』、岸田國士の『紙風船』などの戯曲を読んでいます。みんなで回し読みをしたり、ペアやグループで演技プランを考えてセリフの発表をしたりしています。


▲みんなで『卒塔婆小町』を読んでいる様子


▲ペアやグループになって『葵上』のセリフを発表しました

寺内からアドバイスをもらいながら、同じシーンを繰り返し演じることで、セリフの言い方や動きがブラッシュアップされていきます。
 
【観劇】
9月17日に、『みつばち共和国』『弱法師』の2作品を観劇しました。終演後には、演出家や出演者との座談会を実施。10月9日には、『ペール・ギュント』を観劇し、終演後にSPAC俳優の舘野百代と、10月15日には、新作SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』の稽古見学、演出のジャンさん、演出助手のエメさんとの座談会を行いました。


▲『みつばち共和国』終演後、出演者のたきいみき、永井健二、仲村悠希との座談会


▲『弱法師』終演後に行われた演出家、出演者との座談会


▲『ペール・ギュント』終演後に、出演者の舘野百代と

演出家や俳優のみなさんは、アカデミー生の感想に真剣に耳を傾け、質問にも丁寧に答えてくれたので、アカデミー生は作品についてより深く考えることができたようでした。『守銭奴』稽古後に行われた座談会では、「高校生のうちにやっておいた方がよいこと」について質問したアカデミー生に対して、ジャンさん、エメさんは「様々なものを観たり触れたりすることが大切」だと答えてくれました。また、アカデミー生と同年代である演出助手のエメさんが「困難に直面したときに、どのように困難を乗り越えていったか」という話をアカデミー生にしてくれ、アカデミー生は自身の悩みや困難との向き合い方について考えられたようでした。


▲『守銭奴』稽古後のジャンさん、エメさんとの座談会の様子

演劇アカデミー開始から5ヶ月経ち、色々なものを吸収し、着実に成長しているアカデミー生たち。後半の5ヶ月でも、授業や観劇などをとおして、様々な人と出会い、様々なものに触れてさらに成長していってほしいと思います。

(制作部・関澤里菜)

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