稽古場には舞台装置も置かれ、さらには松本さんの作曲された素敵な音楽も加わり、芝居に新たな彩りを与えてくれています。
今回のインタビューは石井萠水さんです!
Q)ご自分の役について紹介して下さい。
A)ギブス家の長男でエミリの弟です。古き良きアメリカの、幸せな家庭のパーツのひとつだと思っています。
Q)もし死んでから、生きている頃の世界に戻れるとしたら、いつを選びますか?
A)小学校に上がる前の頃ですかね。まだ本当に無邪気で、日々幸せだなぁと純粋に思える最後の時だったし、この頃って単純に幸せだった記憶しかないから、戻れるならそこに戻りたいですね。
Q)今井さんの演出はいかがですか?
A)今井さんの演出は受けていて楽しいというか、今まで出会ったことのないタイプの演出家の方です。否定をしないし、こちらがネガティブにならないように気を使ってくれているのを日々感じます。私たちもポジティブでいられるし、現場の雰囲気もクリエイティブで・・・すごく新しいというか、初めての経験ですね。
Q)『わが町』の見所について教えてください。
A)この作品には、すごく哲学的なものを感じます。結婚や幸福について描かれているけれど、結局この世においては何も救いがない。私も劇中で死んでしまうし・・・。でもそのこと自体を楽しむというか、その可能性だけが提示されている戯曲だと思います。普通の人たちの普通の日常生活を描いているんだけれど、ギリシア悲劇やファンタジー的な話よりもフィクション性が感じられます。そんな作品をSPACがやるというも見所のひとつですね。
「男の子の役ですが、女の子が演じている男の子という感じでやっています。「ポニョ」のソウスケみたいな感じも出しつつ。でも、これ書かないでね・・・(笑)。」
と可愛く語ってくれた萠水さん。(書いてしまってゴメンナサイ・・・)
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