本格的な仮面劇『ドン・ファン』、1月から開幕するアンコール公演に向けて、寒さ厳しくも目下熱い稽古が劇場では繰り広げられています。
昨年、テアトロ・マランドロと共に共同制作された本作ですが、再演といえど、今回はさらにリクリエイトが施されています。
昨日からダンスのシーンを徹底的に、つくり直しています。
オマール・ポラス氏の演出は、作品にかかるものだけでなく、俳優たちの身体に潜在する新しいムーブメントを引き出していくかのようです。
それは、日本の俳優の優れたところを伸ばしながらも、新しい日本の俳優として改造していくかのようです。
さて、そんな緊張感が渦巻く稽古中の静岡芸術劇場に、静岡文化芸術大学の学生の皆様が、集中講義の授業で稽古見学にいらっしゃいました。
まさに、いま作品をクリエーションしているその瞬間を目撃することになった、学生の皆さんはどんなことを思っていたのでしょう。
きっと創造の現場を垣間見て、新しい発見があったことでしょう。
『ドン・ファン』は、新年1月22日(土)から!生まれ変わったSPACの仮面劇をお見逃しなく!
http://spac.or.jp/11_spring/donjuan