【熱狂!祝祭音楽劇「真夏の夜の夢」と開会式!】
6月4日土曜日、14時。
ついに「ふじのくに⇄せかい演劇祭2011」の幕が上がります。
完売御礼で超満席となったオープニング演目「真夏の夜の夢」は、祝祭音楽劇の名のとおり、力強く華やかな舞台で観客を魅了し、演劇祭の幕開けを見事に飾りました。
終演後には芸術劇場内のカフェシンデレラで改めて開会式が行われ、興奮覚めやらぬ満場の観客の前で、松井理事長、宮城芸術総監督のご挨拶に続き、近藤文化庁長官、川勝県知事から祝辞をいただきました。
宮城芸術総監督は「国と国との境目を取り除き、演劇を通じて人が交流するためのフェスティバルである」と伝えると、近藤文化庁長官は「明日への夢を与えてくれる演劇祭開催をうれしく思う。芸術の力で日本を元気にしてほしい」とお返しのエール。そして熱気に包まれた中、次に現れたのは、臼と杵。
間違いありません、臼と杵です。あと付け加えるとしたら、蒸し上がったもち米。
開幕式の締めは、なんと財団理事長、芸術総監督、文化庁長官、県知事による餅つきセレモニーでした。
2本の杵を理事長と長官、監督と知事がそれぞれ組になって持ち、会場からの「よいしょっ!」の掛け声と共に、ぺったんこ。会場が一気に和やかムードに包まれます。
つきたてのお餅は抹茶の粉をまぶし、CHA88がふるまう新茶と共にお客さんへ。
会場は観客、来賓、俳優・スタッフが入り乱れ、お茶と餅で大盛り上がりとなりました。
【大興奮!不思議空間「エクスターズ」とフェスティバルbar!】
一方、日本平の山の上、もうひとつの会場である舞台芸術公園では、夜の帳が下りた頃、野外劇場の幕が上がりました。
奇才タニノクロウの二ヶ月半にも及ぶ山ごもりの果てに生み出された完全新作「エクスターズ」は実際にその幕が上がるまで、とにかく謎だらけでした。期待感に胸を膨らませた満場の観客は、やがて始まる不思議な舞台に見事に酔いしれ、カーテンコールは客席中から大喝采が巻き起こりました。
その興奮と余韻に包まれたまま、お客さんたちはフェスティバルbarへとつめかけます。
料理ならタコス、スリランカカレーから焼き鳥、おでんまで、ドリンクならカフェ・オレ、トロピカルジュースからビール、磯自慢(静岡の銘酒)まで、多彩な品揃えと陽気な店員たちが迎える演劇祭の裏目玉、フェスbar。良い舞台と、旨い料理と、美味しいお酒が揃った会場は、あっという間に大熱気に包まれました。
観客、俳優、スタッフとそれぞれが互いの今日の興奮を伝えあい、楽しくお酒を酌み交わす。
演劇祭の成功を予感させる姿が、そこにはありました。
まだまだ始まったばかりですが、開幕からこの盛り上がり!
これから約一ヶ月、まだまだ楽しくなりますよ!