ブログ

2012年9月5日

静岡×鹿児島 演劇交流ワークショップ リポート

静岡県と鹿児島県の文化交流を目的に、4日間に渡り行われた
静岡×鹿児島 演劇交流ワークショップ」の様子をリポートします!

—————————–

■一日目:8月18日(土)

夕方、鹿児島県より若手俳優たちが静岡に到着しました!
19歳~25歳の男女4名、今日から4日間SPACでいろいろなプログラムを体験します。
まずは静岡芸術劇場へ!みなさん、まだとても緊張している様子・・・。

その後、清水にあるスノドカフェ
SPACのアウトリーチ活動
リーディング・カフェ
(進行:SPAC俳優・奥野晃士)に参加です。

P1030554_web用

今回は「鹿児島スペシャル!」と銘打ち、「鹿児島ゆかり割引」を実施したものの該当者は出ず(笑)。
しかし、鹿児島をキーワードに会話は大盛り上がりです。

この日は秋のシーズン上演作品から選び抜いた「恋の台詞をリーディング。
椅子に座っての読み合わせのはずが、「ロミオとジュリエット」の愛の言葉に盛り上がりすぎて、立ち稽古(!?)になってしまう場面も・・・!

—————————–

■二日目:8月19日(日)

朝10:00、眠たい目をこすりながら舞台芸術公園のカチカチ山に集合です。
SPAC文芸部の大岡淳による演劇講座「20世紀演技術の展開」が行われました。
大学時代の講義などを思い出しながら、なかなかさわやかな朝だったのではないでしょうか。

P1030572_web用

お昼休憩をはさんだ後は「演技ワークショップ」で身体を動かしていきます。
講師はSPAC俳優・牧山祐大。
舞台に立つための身体を知る・作るトレーニング、台本の読み合わせなどを行いました。

夜はカチカチ山にて交流パーティを行いました。
ワークショップの参加者などいろいろな方が参加してくださり、鹿児島県の演劇事情を聞いたりと互いに情報交換。
パーティ後にはあちらこちらから「鹿児島に行きたくなった!」との声。

—————————–

■三日目:8月20日(月)

今日は見学三昧です。朝から舞台芸術公園内の3つの劇場と稽古場を見学しました。
天候にも恵まれ、お茶畑の先に夏の黒い富士山をのぞむことができました。

P1030675_web用

そして、SPACの俳優が日々行うトレーニングを見学後、2回目の「演技ワークショップ」です。
昨日にも増して集中が高まっている様子。

演技WS

そして、稽古真っ最中の『ロミオとジュリエット』とタカセの夢の稽古場を見学。
どちらの現場も熱気が溢れ、フランス語や英語といった外国語と、日本語の入り交じる刺激的な環境でした!

最後に舞台裏や衣装制作室などの施設見学をしました。

衣裳室

過去の作品の装置や衣裳の数々に、鹿児島参加者のみなさん興味津津・・・!

—————————–

■四日目:8月21日(火)

最終日の朝、静岡市内にある倉庫を改装した劇場「アトリエみるめ」を訪れました。
アトリエみるめを
運営、そして劇団を主宰する渡辺亮史さんに演劇を取り巻く静岡の状況についてお話を伺います。

みるめ

そしてあれよあれよと出発のとき。
あっという間の4日間でしたが、「見て・学んだことを鹿児島に持ち帰って活かしたい」と話してくれたことが何より嬉しい言葉です。
こうして生まれたご縁を大切に、互いに刺激を受けながらより良い演劇文化を育んでいきたいものですね。

まだまだ若い鹿児島からの参加者の皆さん。静岡に来てくれてありがとう!今後の活躍、期待しています!