ブログ

2022年11月30日

守銭奴ブログvol.4 <人物紹介②〜ラ・フレッシュ編>

11月21日に中高生鑑賞事業公演がスタート、26日には一般公演も開幕したSPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』

ひと癖もふた癖もある人たちが登場し、出演者たちのキラリと光る個性が見どころ!ということで、こちらのブログで制作担当・計見が味わい深い登場人物たちについて書いていきます。

前回の<クレオント編>に続きまして、2人目は本多麻紀さん演じるラ・フレッシュを紹介!
 

▲稽古後の本多さんをパシャリ☆笑顔がステキです。

ラ・フレッシュはアルパゴンの一家に仕え、クレオントとつるんで何かよからぬことを企んでいるキャラクター。終盤でアルパゴンの根底を大きく揺るがす大事件を起こします。男性によって演じられることが多い役ですが、SPAC版のラ・フレッシュは女性の設定です。


 
本多さんのラ・フレッシュは、激しい感情を理不尽にぶつけてくるアルパゴン相手にも、全く動じずに、どーーーーんっっっ!と、はね返してしまうようなパワー炸裂。さらにはスキあらば、ほかの人の物を自分のポケットに入れちゃうわ、活き活きと楽しそうに小ネタを仕掛けまくる本多さんのラ・フレッシュから目が離せません!稽古場でも演出助手エメさんの「オー!マキ!!」という笑い声がよく聞こえていました。


 
『守銭奴』に登場する人たち全員、各々の目的を達成するために必死で嘘をつきます。そう、笑っちゃうほどに。みんなほんとに嘘がスラスラと出てくるなぁ、と感心してしまいますが、そのなかでも、ひときわよく喋るラ・フレッシュ。そして、なんだか抱きつきたくなるフォルムの、とっても可愛らしい本多さんのラ・フレッシュです。

表情豊かに「笑い」の燃料をガンガン焚べていく、本多さんのラ・フレッシュに、みなさんも抱腹絶倒まちがいなし!

(制作部:計見葵)

 

 
====================
SPAC秋→春のシーズン2022-2023 #2
モリエール生誕400年記念/新作

SPAC版『守銭奴 あるいは嘘の学校』

2022年
11月26日(土)、27日(日)
12月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)
各日 14:00 開演
会場:静岡芸術劇場

演出:ジャン・ランベール=ヴィルド
翻訳・通訳・ドラマツルギー:平野暁人
アーティスティック・コラボレーター:ロレンゾ・マラゲラ
音楽:棚川寛子
出演:貴島豪、大高浩一、木内琴子、永井健二、ながいさやこ、本多麻紀、
三島景太、宮城嶋遥加、山崎皓司、吉植荘一郎
====================